高飛車、枝野よお前もか!?
by KEI
枝野官房長官が東電の賠償責任にからみ、金融機関に債権放棄を求めています。法的根拠もなく中部電力に浜岡原発停止を求めた菅総理に続き「枝野よお前もか」と云いたくなります。
中部電力に浜岡原発の停止を求めた政府は当然ながらそのことで生じる種々のトラブルや損害に責任を持たなければなりません。この要望は中部電力にとって「天の助け船」のようなものでしょう。不条理な首相の要望を受け入れた中部電力は、この先何があろうと非難されるいわれはなくなりました。
”菅総理の思いつき決断”は”無策”といわれるのを嫌った自意識過剰な”下策”なパフォーマンス。こんな決断が繰り返されるとこの国は北朝鮮並の最貧国になりかねません。
枝野官房長官の「金融機関も責任を取らなければ国民が納得しない」という発言は誰が、いつ、どうやって調べたのでしょうか。いやそれ以前にこの高飛車な発言がどういう意味なのか首をかしげます。
「震災復興に全国民・全企業に協力と負担を求める」
「電力会社はその立場上、全電力会社が協調して東電を支援してほしい」
これならまだしも
「東北震災の復興に、金融機関だけに特別な負担を求める」
ということなら中部電力のケースと同じ。さすが総理と官房長官。
「社会主義者の敵、資本主義の中の資本主義、金融機関憎し」という気持ちがどこかにあるのかな?
金融機関の皆さん、一度債権放棄に応じ国に下駄を預けたらどうですか?
楽ですよ~。中部電力の首脳陣、肩の力が抜けきっています。(腑抜けで無責任ですが)
浜岡原発を見て、「停止しておけば責任を逃れられる」と気づき、自治体首長や知事あたりが原発の稼働に疑問を呈し始めました。金融機関の皆さんどうか「喜んで債権放棄します。その代り後の事業運営は国で責任を持ってお願いします」と云ってください。そうでもしないとこの政府は目が覚めない