ISIL 政教一致国家の樹立宣言

イラク北部を支配したスンニ派の過激派「イラク・レバントのイスラム国(ISIL)」が、バグダディ指導者を世界のイスラム共同体を率いる「カリフ」と仰ぐ、政教一致国家の樹立を宣言した。

日本に生まれた人間には全く理解不能なイスラム過激派の行動。
人間の幸福を求めるはずの宗教の名のもとに争いが絶えないとは皮肉なものである。

このイスラム教による『政教一致・宗教国家』では必然的に、信教・思想の自由は認められず、日常生活では戒律を守らなければならない、ということになるのでしょうね。

『共産主義』も、できそこないの宗教による『政教一致国家』ですが、その顛末は結論は出ている。
今残っている中国・ベトナムは共産(社会)主義とは名ばかりの全体主義的自由経済国家。
北朝鮮は共産主義の衣をまとった独裁王朝国家。

共産主義国家が「信仰を許さない」という宗教を否定する全体主義なら、政教一致国家は「信仰を強制する」全体主義。

どちらかを選ばなければならないとしたら、いい迷惑だが、共産主義を選ぶだろう。心に信仰を抱いて黙ってればいい。
政教一致国家は、偽信者として心にもないことを口にし、邪教の神を崇めなければならない。真っ平である。


イスラム圏が政教一致国家を目指すのは政治的未成熟。
もしそのような国が登場すれば、混乱と粛清に明け暮れる地獄のような地域になるでしょう。

キリスト教諸国が乗り越えてきたキリスト教の権威化がどのような意味を持つのか理解しなければならない。

我田引水だが、その点日本は世界でも最も古い政教分離国家。
天皇家はいち早く権力と距離を置き権威として存在した国。

この国を大事にしましょう。
天皇家は日本の国土そのものです。

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