米政府オバマ流曖昧戦術は中国には逆効果
このところ内政のオバマケアにつまづき、外交ではシリア問題でロシアにすがり、アジア重視を口にしながら直前に訪問をキャンセルするなど、オバマ大統領の優柔不断・ポピュリズムぶりが際立っている。
中国の防衛識別圏設定の問題で、日本の航空会社に政府が「中国に飛行計画を提出しないよう」に要請したのだが、当初中国政府に強硬な姿勢を見せた米政府の対応が揺らいでいる。
【米政府は民間航空会社に対して、安全確保の観点から、中国が求める飛行計画の提出に応じることを容認する方針を29日に示していた。(ロイター通信)】
その結果ユナイテッド、アメリカン、デルタの米航空大手3社は11月30日、沖縄県・尖閣諸島の上空周辺を含む東シナ海に独自の防空識別圏を設定した中国当局に対し、対象空域を通過する便の飛行計画を提出し始めたことを明らかにした。
民間航空機の安全を確保するのは当然のことだが、それでも「外国領土上に防空識別圏を設定し、その上そこの侵入した航空機を攻撃する」という中国の異常な行為の一部容認するような方針は、これまでのアメリカ大統領なら決して取らなかっただろう。
どうやら日本政府にも相談はなかったのだろう。
日米間の亀裂を狙う中国の意図に鈍感なオバマ氏は危うい。
恐らく黒人であるその生い立ちが少なからず影響しているのだろう。
『国民に必要以上の気配りをするアメリカ大統領らしくない初めてのアメリカ大統領』として歴史に名を刻むでしょう。
そうは言ってもオバマ大統領には頑張ってもらわなければならない。
民間航空機であってもこのような無法な中国流を守らせることは中国に誤ったメッセージを与える。
日米は早急に協議して共同歩調を取らなければ中国の思う壺である。
おそらく中国は「オバマ組み易し」と見ているはずである。
これまでは日本を攻めていた中国が、大量に保有する米国債や輸入などを持ち出して直接オバマ氏を攻める手法を取るでしょう。
日・英・豪は結束して米国政府の後押しをしなくてはならないでしょう。
日本政府もオバマ氏に「大量に保有している米国債のことを思い出ささねばならない」かもしれないですね。
admin
2013年12月01日 5:37 PM安倍総理の尋ねに米国国務省はそんな通知は一切していないとニュースを否定。
中国に踊らされたNYタイムズとそれを聞いて喜び勇んで報道したNHKの早とちりの可能性があります。
でもオバマ氏の本音はわかりません。なんか鳩山さんみたいになってきた?