予算案
ｂｙ ＫＥＩ
久々の党首討論会で、野党時代つまりかっての左翼市民運動家としての菅直人を見た思いがする。
自民党の谷垣総裁の質問に答えず
「今予算案を通すのが政治家として最も大事なのではないのか。どうなんだ。答えなさい」
谷垣総裁には「先に人の質問に答えなさい」とたしなめられ、公明党の山口には「挑発するような言動は慎むべき」と諭されていた。
これずるい人が良くやる手なんですよね。（筆頭は田島陽子さんかな。あとカン東大准教授も）
「雨が降る日は天気がわるい。そうじゃないのか答えろ！」（答えられないのか！）
「犬が西向きゃ尾が東。そんなことも判らないのか！」（馬鹿じゃない！）
答えたくもない当たり前のことで自分の意見に「その通り」と言わそうとする。
（いっても良いんだけど云わなくても良いことだから、癪に障るから返事しないだけ）
「予算案は大事ですよ、菅首相。そんなことは百も承知しています。だが出鱈目なマニフェストを掲げ政権をとった民主党が、その出鱈目マニフェストのおかげで外交も経済も社会政策も行き詰ってしまい、党内の意見も四分五裂で政権の体をなしていないではないですか」
「政権の折り返し点でマニフェストを見直す」
当たり前のように云ってるけど
「なぜ折り返し点で、なの？」
「マニフェストは見直すものなの？」
民主党は「マニフェストの優劣で政権を選ぶべき」と主張しマスコミもそれに同調した。そしてきれいごとや大衆迎合の政策を並べたマニフェストを掲げ政権をとった。民主党にとってマミフェスト見直しは自分達の存在意義を否定することではないのですか？
菅さん、野党も含め世の中の人は皆こう思っているのです。世の中を舐めてはいけません。居丈高にありふれた正論を持論のような形で振り上げて人を責めてみても失笑を買うだけです。
参院選に敗北した時点でこうなることが判っていながら、何も対策をしてこなかった菅首相。
「”大事な予算案”を通す為にあなたはやるべきことをやってきたのですか？」
お膝もとの民主党内でも、本音は
「もう一度国民の信を問うところからやり直さなければ国民の信頼は回復できない」
と思っているまともな人が多いのではないですか？
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