地方分権と地方主権
by KOU
自民党が地方分権といい、民主党が地方主権といい、橋下知事や河村名古屋市長が”都構想”を主張する。いずれも地方自治を進めようということなんでしょうが、よく判らんのです。
まず民主党の地方主権なんて「え、各県が独立するの?主権があるなら独立国家でしょう?」専門家の方に教えていただきたいが、地方主権なんて言葉が成立するんですか?
裁判官が「不作為の詐欺」なんて判決文を読み上げるくらいだから日本人は法律という分野が苦手なのかも。専門家は当てに出来ない。
地方分権は「自治体が権限を広げる」ことだから言わんとするところは判るのですが、明治維新で苦労して創りあげた「中央集権体制」を本当に放棄してよいのかもう一度議論して欲しいです。
日本が西洋に伍して発展したのも、太平洋戦争後奇跡の復興を成し遂げたのも「中央集権体制」なればこそ。長期景気停滞の日本はこのままでは”ずるずる”と後退するしかない。
高々半世紀ほど前まで、日本国内で食べて生けず外国に新天地を求め移民して行った日本です。「これから10年後子供達が再び外国に移民せざるを得なくなる」事態が来ない保障などどこにもない。
中央集権から地方分権本当に必要なんですか?
中央と同じ構図の無駄と非効率地方に広まるだけじゃないのですか?
本当に公務員の数や役人の”お手盛り公益法人”が減るのですか?
中央集権制度が悪いのではなく、
明治・大正・昭和と、勤勉で清貧を美徳としてきた
日本人そのものが変ってしまった結果。
官僚が特権階級になってしまってる。
大半の政治家に思想も節操もない。
日本を背負ってたつ人材育成のために
昔の日本の教育制度をもう一度見直す必要があるのでは?