迫る核の恐怖の世界
シリア制裁でもロシアと中国が反対して国連が機能しない。
6カ国協議でも、中国が北朝鮮に強硬姿勢をとることに反対して進展しない。
ロシアも中国も、北朝鮮やシリアとそん色ない「ならず者国家」と言うことです。
6カ国協議が進展しない間に、北朝鮮は核実験とミサイル開発にいそしみ、とうとう大陸間弾道ミサイルを手にした。今後核爆弾小型化のための核実験を繰り返し、ミサイルへの搭載を目指すでしょう。
北朝鮮が核ミサイルを手にすることは、世界ならず者たちの間に「小型核爆弾」「核ミサイル」が拡散する恐れが大きいということです。
オバマ大統領の目指す「核軍縮」など吹っ飛んで、「核の恐怖に怯える世界」になるでしょう。
テロ組織が「小型核爆弾」を手に入れる。まるで映画の世界です。
もしそれが現実になると、アメリカやロシアや中国といった大国の「核抑止力理論」は無意味になります。
車や小型飛行機・船舶で「こっそり敵国に核を持ち込む」のをどうやって防げばいいのでしょう。ほぼ不可能に見えます。
強大な軍備をもたなくても、核兵器を持ち込み「相手国に致命的な打撃を与える」ことが可能になる。
巨大な武力・警察権による世界秩序の維持は不可能になると言うことです。
ならず者たちの暴力が支配する悪夢のような世界です。
中国・ロシアこの2国の責任は大変重いものがあります。
人類はこの問題を解決する英知があるのでしょうか?