トヨタ車、今さら「欠陥なし!」はひどい
by KOU
今さらという感じですが、2月8日、アメリカで問題になった「トヨタ車欠陥問題」に米運輸省が「欠陥は見当たらなかった」と発表。
当時、米メディアは、「作為的に欠陥をねつ造した映像を流す」、「被害者と言われる人が事故車から携帯電話で中継する絶叫を流す」など、あらゆる手を使って”トヨタ叩き”を展開しました。
結果からみるとそれらはすべて人的ミス。
なんの過失もなかったトヨタっが被った被害の実態は天文学的数字でしょう。
あの事件は、明らかに米側の自国自動車産業保護のための官民一体となった意図的メディア操作です。トヨタはシェアを落とし米自動車産業は見事復活。
だから今になって「トヨタ車に欠陥はなかった」といって問題の鎮静化を図っている。メディアも反省して見せる。
中国もよくやる、安っぽい三文芝居を見せられて実に後味の悪い不愉快な事件です。
なぜトヨタは米メディアを虚偽報道で訴えなかったのでしょう。今からでも訴えなければ今後も似たようなことを繰り返されるのは目に見えています。
アメリカと中国は「覇権主義」という点では良く似ている。国益のために強大な軍備を備えようとしている中国は必ずアメリカのやり方をまねをします。
訴訟社会のアメリカは、トヨタから訴えられるのを前提・覚悟して今回の行動をとっているはず。それを見越して「トヨタ車に欠陥はない」「メディアは反省を」と言ってるのでしょう。
トヨタは、いや日本はもうすでに後手を踏んでいる。民主党政権は警察がよく使う「民事不介入」的な態度で傍観していた。自国巨大産業への不当な誹謗中傷は日本国民の生活に関わる外交上の大問題。政権与党がしっかりしない日本に、ここぞとばかり北はロシア、南は中国が日本領土を自国のものであると主張し始めている。
日本政府は、世界に向けて中国、ロシア、米国の理不尽さを、正々堂々と力強くかつ落着きを持って訴えていって欲しいものです。(でも菅首相の言葉遣いはヒステリック。誰か別の人が良いと思います)