日本社会主義 雑感
by KEI
ちょっとだけ・・・・・・
●日本の衰退の原因は行政の肥大化にある---まるでこの国は社会主義国家以上に社会主義的である。規制は限りなく増え続け吐き出す糸が自分に絡みつく蜘蛛のように誰もが身動きとれなくなってゆく。
●民主党の政治主導は直感的には正しかったが、党内に本当にその意義を理解していた者がいなかった。それゆえ政治主導へのロードマップを構築できなかった。結局”超の付くお金持ち”と”人気取りパフォーマー”という最悪の2人のダメ人間がポピュリズム政権を極限まで悪い方向へ追いやった。
●官と公は同義ではない。官は公の一部にしか過ぎず民と共に公を支えるものなのに、現行システムは官が公のすべての権限を握ってしまった。官はその特権的身分階級によって支えられ肥大化するインセンティブとしているのだから、官の身分制度を改革しなければならない。民間事業者への事業移転と職員の移転、民への出向・減俸減給・早期転職制度・家族の公務員就労率制限、退職金制度の一元化。
●介護・医療・生活保護・年金といった社会保障はセーフティネットとアメニティーの区分をはっきりさせる。特に介護保険は無駄と無理の大集積。金のかからない制度への返還が急務。
●生活保護は大幅なシステム変更が必要。生活保護受給者を一種の失業対策事業として”準公務員”として公務に当たらせる。公務員制度の実態は生活保護受給者とシステム的に何ら変わらない事を明確にする必要がある。
●生活保護受給者の増加は「従順でおとなしい」と言われる日本人の、静かなる”反政府テロ活動”であり、「一般世帯の公務員化を目指す、差別解消活動である」事を理解する。