オウム指名手配犯出頭とマスコミの問題

by KEI

オウム真理教のテロ事件で指名手配になっていた平田容疑者が昨年末に出頭。まだあと二人高橋克也、菊池直子が逃亡中である。

「あさま山荘事件」を指揮した佐々淳行氏が、直前のテレビ番組で「ここまで足取りがつかめないということは、彼らは間違いなく教団によって殺害されている」と断言したのが印象的です。

一部では「浅原彰晃らの死刑執行を遅らせるのが目的」という推測をしているようですが、それにしても未だにオウム真理教の事件の背景がよく判らない。どういうわけか日本のマスコミは特定の事件に関し「真実を追求し報道する」という姿勢が忽然と消えてなくなる。

衆人環視の目の前で教団幹部の村井を刺殺した実行犯・徐裕行は、右翼団体」の構成員を名乗ったが実態のない休眠中の団体名。
「暴力団山口組の若頭の指示でやった」という供述も確認できず逮捕された若頭は無罪となった。
北朝鮮とのつながりが囁かれながら、大手マスコミでは一切触れることはなくなった。

その昔、金を買わせて預かり証を渡し高齢者たちから巨額の現金を詐取した「豊田商事事件」というのがあり、その時にも社長が立てこもるマンションの一室に2人の暴漢が乗り込み、テレビ中継の中、室内で社長を刺した暴漢達が血まみれで出てくる姿が映し出された。

あの豊田商事事件でもマスコミの報道は実に家曖昧模糊とした報道しかしなかった。集めた2000億円と言われる資金も殆どなく、被害者救済に当たった中坊管財人は強引・違法とも思われる手法で100億円をかき集めて弁済にあてた。

しかし2000億の金が本当にどこに流れたのか? 政治家や裏の世界に流れたのではないかという疑惑には大手マスコミは一切触れていない。

 

よく日本の新聞は「犯人が朝鮮人・韓国人と判ると突然報道のトーンが下がる」と言われます。

2000年7月1日、元英国航空乗務員で、ホステスとして六本木で働いていた被害者ルーシーブラックマンが友人に連絡後に行方不明になった。
警視庁捜査一課と麻布署は被害者が勤めていたクラブの常連客で不動産管理会社社長の男を調査して、被害者の周辺で新たに外国人女性二人が行方不明になっている事が発覚した。10月12日、別件の準強制わいせつ容疑で容疑者を逮捕。
神奈川県三浦市内に容疑者が所有するマンションやモーターボート付近の海岸などを警察が捜索し、2001年2月、三浦市内の海岸にある洞窟内で、地面に埋められた浴槽内で遺体がバラバラに切断された状態で発見された。

その後で、被疑者はルーシー・ブラックマンを含めた10人の女性に強姦又は強制わいせつをして、その内2人の女性(ルーシー・ブラックマンとオーストラリア人女性)を死亡させたとして立件された。
=========================
以上これはウィキペディアの抜粋であるが、容疑者の名前が出てこない。「ウィキペディアよお前もか」である。

犯人名は「織原城二」であるが、それまで大騒ぎしていたマスコミは、彼が元在日韓国人=「金聖鐘」(キム・スンジョン)と分かってからは報道が一気に消えてしまった。

このマスコミの対応、どう思います?

 

 

 

コメントする

投稿前の注意

  • 他の人に不快感を与える投稿や誹謗中傷するようなコメントはおやめください。
  • コメントを投稿する前によく読みなおして投稿しましょう。





トラックバック

この記事へのトラックバックURL
  http://www.uwabana.jp/zenkoku/wp-trackback.php?p=2742