米国、原発新設
by KOU
米原子力規制委員会が34年ぶりに原発を新設する方針を示した。
東芝子会社の新型加圧水型原子炉「AP1000」を採用する。
地球温暖化の問題を背景に、オバマ大統領は原発建設再開へ動き始めた。
やはりこれは米経済の再生事業の一環でしょうね。不安定で値動きの激しい中東原油への依存度を減らし安定的に電力を確保することで産業界の活性化を狙うのでしょう。
福島原発の事故で世界中に反原発の動きが高まったのは確か。しかし新興国では安定的に電力を供給できる原発需要は旺盛になっている。日本も感情論に走らず、現実的な視点を踏まえて原発の存続を検討するべきです。
アメリカの今回の新設決定は、福島原発事故の後、先進国では初めてではないですか。
原発事故後アメリカは実に良くき協力してくれました。その一方でアメリカは福島原発の事故経過を見ながら「原発が事故を起こしても対応できる」という確信を持ったのではないでしょうか。
アメリカなら周囲30キロ無人の立地条件なんて簡単にクリアできそうです。「地震も少なく海岸線を避ければ津波被害も無い。仮に事故を起こしても福島のように押さえ込める」と考えたのでしょう。
それにしても事故を起こしたのが米国GE製、今回新設されるのが日本の東芝製とは、なんか日本が実験台にされたようでちょっと憂鬱です。