決断できない日本 原発事故 

by 憂国

最近日経新聞に菅元総理が東日本大震災への対応について、回想の様な形で長々と記事を書いていますが、自己弁護に終始する大変見苦しいものです。いずれ自伝でも書くんでしょうかね。

メア氏は「決断できない日本」の中で

日本時間3月12日午後「東京電力が『米軍ヘリで大量の真水を運べないか』という問い合わせがあった」
これは冷却装置が機能していないこと、さらに原発の廃炉を躊躇して海水の注入をためらっていることを示していた。その情報が入った数時間後1号機は水素爆発を起こした。真水を求めて右往左往している間に貴重な時間を浪費したのだ。

事故発生後数日間は日本政府も東電も米国の支援は必要ないという態度であった。
日本政府は東電に事故収束の責任を全面的に押し付けた。
その後日本側の強気の態度は一変する。自分たちでは収束できないと思うと米国への依存心が急に高まったように見えた。

米軍の無人偵察機グローバルホークの観測で福島原発の危機的状況は明らかだった。米政府の管政権への不信感は強烈であった。藤崎駐米大使を国務省に呼び、日本政府が総力を挙げて原発事故に対処するよう異例の要請をした。米政府は菅政権が原発事故対応を東電任せにして効果的援護をしていないと見ていたのだ。

その後自衛隊のヘリが原発上空から海水を散水した。米政府の要請を受けてのことだろうが、電源喪失から一週間後に日本という国家がなしうることが「ヘリ2機による散水」でしかないことに米政府は絶望した。
自衛隊の海水投下は「何かをやっている」ということを誇示せんが為の政治主導のパフォーマンス、菅首相の政治的パフォーマンスにしか見えなかった。

原発事故後米国から日本に提供できる品目のリストを送ったところが、日本からの回答は「これとこれが必要」という連絡かと思えば「リストの中の機器の性能や特徴に関する質問、放射能で汚染された場合の補償の問題についてなどの質問」が長々と送られてきた。このお役所仕事でこの間の貴重な2週間という時間が空費された。

とまあ抜粋ですが、このようなことが述べられています。
元総理菅直人さんの記事と併せて読むとなかなか興味深いものがあります。

コメント(2)

  1. 50代良妻

    回想録や自伝は人が認めるような偉業をなした人物が、職を退いた後に書くものだと思いますので、事後弁護に違いないと思いますが、日経新聞は執筆料でも払っているのでしょうかね?

    購読者が増えると思っているのなら主人が良ければ日経新聞止めたい。

    返信
  2. 可愛い系女学生

    元総理菅直人さんは「ノーベル平和賞」を頂けると思っているんじゃないの?

    返信

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