ニュー・シネマパラダイス
by ヒロシ
なでしこジャパンの準決勝戦を見ようと起きてたら、懐かしの名画「ニューシネマパラダイス」をやっていて、ついつい見てしまった。完全オリジナル版でしたが、何度見ても感動します。
映像・ストーリー・音楽全て素晴らしい「映画っていいですね」と言わせる映画らしい映画(?)ですね。
アルフレードが残した様々な映画のラブシーンだけをつなぎ合わせたフィルム。それを一人で見ながら微笑むラストシーン。あのシーンの本当の意味が初めて判ったような気がしました。
恋はうつろい易いもの。それを知っているアルフレードの思いやり。
切ない恋の思い出を、ずーっと胸に秘めて人生を送るトトとエレナ。
しかし二人の恋は、実らなかったゆえにいつまでも哀しく美しい思い出。
美しいラブシーンのみを切り取りつなぎ合わせた映画のフィルムは、「映画だからこそ美しいものを美しいままで残せるのだよ」とアルフレードがトトに語りかけている。
そのアルフレードの思いを理解し、許し受け入れ静かに微笑むトト。
あくまでも私の個人的な感想です。
そんな人間の哀しみは、決してむごい仕打ちではないと思いました。