公共工事で「裏金」疑惑

by KEI

 松山市発注の公共工事で、元市職員が関わる孫請け会社を利用した不正取引の疑惑報道(4/10 愛媛新聞)。

 04~05年の大可賀排水ポンプ設備工事で、下請けから孫請けへの支払金額は見積もり額に2千万円上乗せして支払い、その2千万円を孫請け会社の社長が2割、元市職員が8割受け取った。その他の工事を合わせると総額4900万円の裏金が公金から支払われているとのこと。

 この事件報道での愛媛新聞の論調は、
「松山市と公営企業局が調査委員会を設置して書類調査をしているが、疑惑をもたれている元職員等関係者へ事情聴取はしない」という市と調査委員会の姿勢を問題にしているように見えます。

 でも、多数の証言者もいるし物的証拠もにおわせている以上、「この問題の追及は警察の仕事じゃないのか?」というのが正直な気持ちなのですがどうなんでしょう?

 2000万も上乗せして工事代金を払うということは市の内部に協力者が居るんでしょうね。まず身内の調査委員会で本格的な究明は出来ないような気がします。それに”下請と孫請けの間で行われる民間事業者間の取引”という体裁をとっている以上調査には限界がありそう。

 しかしこんな形で公金が搾取されるなんてどうなってるんでしょう。これが氷山の一角かもしれないと思うと憂鬱憂鬱。警察は何してるんだろ?

コメント

コメント(1)

  1. 匿名A

    誰かが訴えないと警察は動かないんじゃないですか?
    当然松山市が訴えるべき当事者だと思いますが、調査してから訴えるべきですよね。

    返信

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