中国に出かけて、拉致された娘・横田めぐみさんの娘といわれる北朝鮮女性に面会してきた横田夫妻が、「孫に会えてよかった」と笑顔で報告するのを聞いていたたまれない気持ちになる。
本当は拉致された娘に会いたいはずなのにもう35年も音信不通。
北朝鮮は「すでに死亡した」と骨まで送ってきたが偽物だった。
『人の親』という生き物は、かわいい盛りの子供を奪われると、これほどまでに人生を狂わされるものなだ。
絶望に崩れ折れそうな横田夫妻の目には、めぐみさんの面影をしのばせる『孫』の女性が娘めぐみさんの姿に見えるのだろう。
仕方がない。かくも長き空白に悲しみを背負ったまま耐える力は誰にもありはしない。
アメリカも韓国も中国も関係ない。
日本政府は北朝鮮と拉致問題の解決を計ることを誰にもはばかることはない。
当事者は日本人なのだ。
このような問題は一昔前なら、間違いなく戦争状態なっていた。
戦後の人道主義は歪んでいる。精神を病んでいるといってもよい。
忘れたとは言わせない。
社民党(旧社会党)は国会で『北朝鮮が日本人を拉致したという主張は日本政府のねつ造であり絶対許せない」と主張していた。
左翼マスコミも似たようなものだ。
社民党の福島瑞穂や村山富市等はこの件で国民に謝罪したのか?
辻本清美など「北朝鮮には戦後補償をしていない。9人・10人を返せとばかり言うのはフェアじゃない」
『従軍慰安婦』をねつ造した朝日は拉致問題が話題になってからも完全無視を決めこんでいた。
これらの人道主義を標榜する人たちがいなければ『拉致問題』はもっと早く解決したのではないか?
彼らの中には、あろうことか拉致実行犯の釈放嘆願書に署名までしている者までいる!
人権派・人道主義を語る者たちの真の姿は醜い。
横田夫妻にかける慰めの言葉は持ち合わせてはいない。
せめてお元気な間に娘さんと会いまみえることができれば、それがか叶わなければせめて消息だけでも明らかになればと願っています。