現代の男に物足りなさを感じるのか歴史上の武将に憧れる女性が『歴女』がブームを巻き起こしたが、今度は太宰治や石川啄木などの文豪を主人公にした漫画が登場し話題になっている（そうです）。
『歴女』に次ぐ『文女』ブームなるか！
しかしこのところ世の中の流行は女性が主体。「ヒットさせるにはまず女性のハートをつかめ」とばかり女性が興味を持ちそうなものをマーケティングの対象にしている。
それにしても文豪に目をつけるとはさすが。
だって売れる本を書く人は誰だって『超個性的』なはず。特に近代に流行った『私小説』的な作品は自らの性癖を赤裸々に描いているので、それだけで漫画のキャラクターに最適。
その昔少年漫画しか読んでなかった学生時代、同学部の女性がもってきていた少女漫画を手にとってみてその面白さに仰天した。少年漫画といえばアクション・ＳＦ・格闘技・スポ根・ギャグと一応カテゴリーはあるが全体的にストーリーに頼るワクワクだけ。悪く言えば「あー面白かった」だけで終わる。
ところが少女漫画はストーリーは現実的でバラエティーがなさそうなのだが意外とストーリーをしっかりしているし、その上少年漫画にはない恋愛タッチや人物描写・心理描写がてんこ盛りで、いっぺんに少女漫画の熱病ファンになった時期がある。
ワクワクの上にドキドキが乗っかる少女漫画恐るべし。
その漫画にもバイセクシャルな男女兼用のものが多くなった。この文豪漫画など男女兼用、少年漫画と少女漫画のいいとこ取りが可能。
奇妙奇天烈な性格を持つ人物ばかりの文豪を主人公にした漫画は素材として申し分なし。『文女』ブーム間違いなし。
自分で買えそうにないので娘が買って来てくれることを期待しよう・・・。
ちなみにキャラの設定は、太宰治は「自殺マニア」で石川啄木は「ダメ男」だそうです。
「なんやそのまんまやん！編集者もうちょっとひねれよ！」と思うＫＥＩでした。
（※事実と異なる場合はきちんとフィクションであることを明記しましょう）
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