8月2日、ジブリの宮崎監督作品「風立ちぬ」を見ました。
『「風立ちぬ」ジブリの終焉序曲?』【7月23日】
彼がこれまでファンタジーにこだわってきたのは、現実を描くとこうなることが解っていたからではないでしょうか。
映像の中に、これまでと違った『印象派の絵画』風の一見大雑把な感じのものが多く見えました。
背景に描かれる日本人大衆の顔がとても醜く描かれていると感じました。
なぜかは解りません。彼の中に不思議なバランス感覚があるのでしょう。
「木に竹を接ぐ」という言葉がぴったりくる違和感があります。
テーマ、映像、世界観全てが少しずつずれているような気持ち悪さ。
「堀辰雄と堀越二郎に捧げる」のテロップは「彼らに失礼では」と感じます。
ユーミンの曲「ひこうき雲」あれほど持ち上げておいて最後に流れるだけ?
私の周りに「「風立ちぬ」は素晴らしい作品だった」と賞賛する者も少なからずいますが、
これが映画を見た私の感想です。
これまでの宮崎アニメの素晴らしさが揺らぐことはありませんが、私の中でこの映画はジブリと宮崎駿さんの葬送曲でした。
もし次回作があればやはり期待します。
偶然にも同じ日本軍の零戦を素材とした「永遠のゼロ」も年内に映画化されるようです。
百田直樹氏の大衆向け作品の方がきっといいものに仕上がるでしょう。そちらに期待しましょう。
KEI
2013年8月04日 4:59 PM本文に書くのがはばかられたので・・・
宮崎駿さんは世界中に向かって夢と希望を語りかけますが、日本と日本人に対しては絶望しています。
彼自身は気がついていないかもしれません。嫌悪しているといったほうが正しいかもしれません。
彼のアニメの殆どが無国籍風な人物を登場させてきた理由がわかりました。日本人が嫌いだったのです。
ネトウヨ
2013年8月10日 11:04 AM社会主義者が映画を作ると当然こうなる。彼らの興味はこの二つだ。
○ 人間の醜さを描く
○ 唯一合理的な価値は生命だから死を描く
しかしどうしても足りないものがあると思うのにそれを自覚できない。
自覚するとそれまでの自己が壊れてしまうから意識下に閉じ込める。
無理やりバラバラにした人間を再び完璧な人間につなぎ直そうとして、生み出すのはグロテスクなキマイラのような人間と世界で、混乱はさらに深まる。
KEI
2013年10月29日 9:11 PMNET上にある「風立ちぬ」の鑑賞批評で秀逸だったもの。
http://blog.goo.ne.jp/sombrero-records/e/fc082b472586d1994a96b6b975fdcece
イイデス。