産経抄に
__/// 「アパートの鍵貸します」「俺たちに明日はない」。かつての洋画の名作には、原題とは違う見事な邦題がついていたものだ。ところが、現在封切り中の洋画はどうだろう。
「アフター・アース」「スプリング・ブレイカーズ」など原題そのままのカタカナのタイトルが目立つ。
1984年に公開された米伊合作のギャング映画「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」あたりから、その傾向が強まったのではないか。脚本家の内館牧子さんが、エッセーで指摘していた。///__
とこのようにご指摘なのだが、こればかりは同意しかねる。
かつての『邦題』もみごとなものであることは認めるが、こと映画や小説・音楽のタイトルとなると人名と同じく『原題』を尊重するのがよろしかろう。
その上で全くわけのわからぬ言語のものなら、小さくサブタイトルとして『邦題』をつければよろしい。
【自分の名前を他の言語に訳されて発音されるのはかなわない。】
「ニーズ」や「コンセプト」「バリアフリー」などのを例に挙げて日本語の中の「カタカナ語」の氾濫を憂えているのは当然であるが、そ問題と映画のタイトルは全く別問題でしょう、というのが正直な気持ち。
「マニフェスト」や「アジェンダ」など政治家が国民の目をくらまそうとする外来語偏重はうんざりである。
博識に見せようとして返って浅はかに見える。
昭和の初期までは追いつき追い越せと西洋文明を追いかけ、それを血肉にせんと『外来語』を日本語に置き換える翻訳作業に力を入れたのだが、その意味では最近の日本人はその能力が落ちてきているのだろう。
だからといって「全て日本語に置き換える方がいい」とは思わない。なぜなら、日本語はもともと外国語を組み込みやすい言語なのだ。極端に言えば英語のアルファベットで単語を挿入しても理解できる人が理解すればそれでいいというところがある。
さらに言えば日本語は非常に語彙が豊富でこれ以上(漢字)語彙を増やすことは教育上の負担になりそうな気がするからです。
日本人の英語力不足が言われて久しいのだからもっと『カタカナ英語』を使ったほうが英語教育にはいいのではないですか?
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」、いい映画でしたね。タイトルもそのままで素晴らしいです。
無理矢理『邦題』を付ける、そちらのほうが作者に失礼では?
ニュー・シネマ・パラダイス、グラン・ブルーなんて『邦題』をつけたらきっと変な名前になりそうじゃないですか?
『新映画天国』?『雄大な青』?これじゃあダメだよ。
【日本維新の会頑張れ!国民の名誉と誇りのために力をください】
スーパーローバ
2013年6月28日 8:18 PM昔の映画の邦訳タイトルには、オリジナルのタイトルとは似ても似つかぬような名訳の邦題になってるものが多く、それによって日本で大ヒットした作品も多かったのではないかと思います。
タイトルそのままのカタカナに馴染めないのは歳を取ったせいかもしれませんが、私は内館牧子さんに同感です。
もし「アイム・クレイジー・アバウト・ユー」なんてタイトルの映画があれば絶対に見たくないという感じです。
KEI
2013年6月29日 9:45 AM寡聞にして、「アイム・クレイジー・アバウト・ユー」というタイトルは、
「あなたに夢中」というキャンディーズのアルバム以外に知りません。
「ニューシネマパラダイス」はもし『邦題』をつけるとすれば『トト』。
スーパーローバ
2013年6月29日 5:45 PM私はまた「あんたのせいで気狂いになってしもた」かと思っていました。
KEI
2013年7月02日 6:08 PM「グラン・ブルー」は
「海人(ウミンチュウ」でどうでしょうか?
スーパーローバ
2013年7月02日 7:12 PM私は訳あってジャック・マイヨール氏と日本で2回も食事をしましたが、彼から直接聞きましたので彼の遺志を尊重して「本当は私はイルカになりたかった!」でどうでしょうか?
KEI
2013年7月02日 10:35 PMウーン、本家本元のマイヨール氏とお食事された方の提案とあっては
私ごときに反対する道理はありません。
少し脚色させていただいて「イルカになろうとした男」でどうでしょうか?
え「イルカにのった少年?」それ城みちるです。