憲法改正論議で、安倍総理が96条の改正を先行させようとしていることに批判的な人たちの根拠は、「憲法は最も重要な法律だから簡単に変えることがあってはならない」というものでしょう?
そりゃご都合主義みたいにコロコロ変えられたらたまりません。
反対派の人々は、日本国憲法の改正手続きについて「他国の方がもっと厳しい」と例を挙げて主張するが、米国の場合議会の定足数(出席:過半数)の3分の2、つまり総数の6分の2で憲法改正発議が可能である。
一方、同じ3分の2でも、議会の「総議員の3分の2以上」が日本である。
日本の憲法改正基準は米国に比してだけでなく世界一厳しといってもいいのである。
また反対派のなかには「戦力を保持せず交戦権を放棄」した日本国憲法を「不麿の大典」として、「戦後日本国が戦争をまぬがれたのは日本国憲法のおかげ」と主張す人もいる。
だが、今中国が尖閣に武力行使しない理由は「強力な自衛隊と日米安全保障条約」ではなく「日本国憲法の存在」と仰るつもりですか?
自衛隊も日米安全保障条約も「日本国憲法」に縛られて不充分な防衛体制しか取れない。
一日も早く憲法改正して対中防衛戦略を築かなければなりません。
それと、憲法改正で最も大事なのは改憲発議の後「国民投票で決せられる」ということ。
国会で少数である2/3の議員の主張で、憲法改正を願う国民の半数以上の意見が否定されることを異常と感じないのでしょうか?
もし感じないとしたら、改正反対派の人たちは国民を愚か者と馬鹿にしているに違いありません。
国民は民主党を選択したように一時的に誤ることはあるかもしれません。
しかし国民は馬鹿ではありません。
次の選挙ではっきりと民主党に「NO!」を突きつけました。
96条改正反対派の皆さんはいずれ国民から「NO!」を突きつけられるでしょう。