「日本語のルーツは朝鮮語である!」 出た!究極のウリジナル主張!
「何でもかんでも朝鮮発祥」というウリジナル主張は枚挙にいと間がないが、これなどその最たるものである。
またそれについて狂おしいほどにおびただしい論証を試みている。
彼らが「日本語は韓国語である」という主張を繰り返すその心理はどういうものなのだろう?
「俺たちが本家本元だ」と主張するのは「お前たちより俺の方が上だ」と言いたいのだろうけど、それはとりも直さず「本家本元の俺達より亜流の日本文化が俺達より評価が高い(のが許せない)」ということで、自分たちより日本の方が「文化的に上である」ということを認めていることになるんだけど、それでいいのかな?
小生などもかつて「万葉集の枕詞は朝鮮語で読めば意味が通じる」などという韓国人の主張を日本の新聞で読み、「へえそうなのか」と不覚にも感心してしまった苦い思い出がある。
苦い思い出ではあるものの、韓国人にはっきり言おう。
お気の毒ですが、だからといって「韓国文化が日本より上である」とか、それで「悔しい」とか「腹が立つ」などということはないのです。
漢字は中国産だし、日本語は、その中には英語でもフランス語でもドイツ語でも融通無碍に取り入れることのできる言語ですから、現在の日本文を後の歴史学者が調べれば「なんと外来語の多い文章だ!」と驚くでしょうが、だからといって「日本語は中国語だ」とか「ルーツは英語じゃないか?」などと言えばそりゃあ笑いものになります。
さて韓国人が「日本語のルーツは朝鮮語である」と主張する立場で書かれた本に、「もう一つの万葉集」(李寧熙著)というのがあります。
ご丁寧に【「日本人の心のふるさとともいうべき万葉集に口出しするのはたいへん心苦しいのですが、あえて申しあげます。万葉集はそのほとんどが古代韓国語で詠まれております」】などと書かれております。
著者:李寧熙後援会のHPにリンクする正体不明のページ
「大変心苦しいのですが」という言葉の中に随分と「勝ち誇った」気持ちを込められてます。お暇な方は覗いてみてください。
結論から申し上げますが、ごく限られた数しかなく実態のよくわかってない「古代朝鮮語(単語)」なるものを用いて、「無理やりこじつけて日本語に秘められた暗号を解読した」という、「クムド(剣道)ユド(柔道)は韓国文化である」というウリジナル主張に輪をかけたような「とんでも本」のようです。(読んでませんので)
本当にご苦労だと思いますが、このような主張の嘘を暴くために作成されているブログです。
万葉集インチキ解釈の一例 mmm なるほど「李寧熙」はそんなことを書いてるのか。素人には全く理解できずに「そうなのかな」と騙されますよ、これじゃ。
朝鮮語で万葉集は解読できない mmm ああこれはわかりやすい。「もう一つ・・」と同じように、万葉集は朝鮮語で読み解けると主張する「人麻呂の暗号」や「万葉集の謎」を題材にしています。
後者の中に国学者の金田一春彦先生の「万葉集の謎は英語でも解ける」という実に軽妙な批判文、
【万葉集はローマ字で「man y sh」
最初のmanyの部分は言わずと知れた『多くの』の意味、次のは英語のodeの略で、『頒歌(しょうか)』のこと、shはshewで、これは、今のshow・・・ファッションショーのショーの古語だ。とコンサイス英和に も載っている。
つまり『たくさんの頒歌の陳列』の意で、巻一あたりに、柿本人麻呂等の宮廷頌歌を集めてあるところから、この名が出たとすることができる。」】
さすが大国語学者。
とまあこのようなものなので、
『韓国人の日本に対する「ウリジナル主張」というものはもうほとんど「病気」!』
中には「日本語が朝鮮語でないというなら証明しろ!」などとへんな主張をする方までおられます。
《ないことを証明する義務などありませんから》
最後に「朝鮮語と日本語の関係性は意外と薄い」という論文をどうぞ。
そして日本文化の韓国起源説と同様に、「従軍慰安婦」「日韓併合時代の搾取」「日本への強制連行」ゼーンブ嘘ということで、とりあえず今回の「侮日ウリジナル」への」反証はここまで。
これは別に韓国・朝鮮人を批判するために書いてるのではありません。(本当です)
日本人の中で、かつての私のように「マスコミに騙され、鬱々と嘘の歴史認識を抱いている」人に真実を知ってもらい、少しでも「心が晴れればいいな」と思っています。