人生は夢のごとし

コンピューターの普及は凄まじい。
世の中インターネットで欲しい情報を瞬時に知ることができる。
ゲームではバーチャルな世界で誰でも簡単にヒーローになれる。
SNS(ソーシャルネットワーク)に参加すれば見知らぬ人と友人としてコミュニケーションを取れる。
もちろんネットの世界では本当の自分ではなく、偽りの別人として振る舞える気楽さもある。
仕事も趣味も仕事も金儲けもできる。ネットの中の架空の人物と恋愛さえできる。

人生のすべての分野を、自分の分身として作り上げたネット上の架空の人格として体験することができるようになった。
いずれコンピューターから人間に、つまり人間の五感、視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚に出力できるインターフェースも開発されるでしょう。

夢物語のように聞こえるかもしれないが、特殊なカプセル状のインターフェースの中に人間が入れば、コンピューターで出力される情報が「現実と同じように体験できる」ような時代が来るでしょう。

すると一体何が起きるか?

映画「マトリックス」を見た方は多いと思います。マトリックスの世界はコンピューターに支配された世界で、人間は仮想現実の中で生きてはいるが、実態はコンピューターのエネルギー源としてパイプでつながれ意識もなく生かされているだけというのが真の現実でした。

マトリックスではコンピューターに「支配されていましたが、人間がコンピューターを支配していれば「仮想現実」を自分の意志で自由に体験できるのようになる。

思い通りの人生を何度でも生きられるし、全く経験したことのない新しい人生も体験もできる。
絶世の美男・美女に生まれることも、あらゆる才能に恵まれ、何不自由なく生きることもできる。
ひょっとしたら人間ではなく他の動物になった体験もできるかもしれない。
世界中どこでも旅行できるし、なんなら宇宙旅行だって出来るだろう。

言葉通り「夢のような世界」が出現することになる。
自分で自分の境遇を設定しておいていろんな人生を経験することができるのだ。

だから中には「楽しいばかりじゃつまらないから、次は貧乏な家に生まれてみよう」とか、「一度ハンディキャップを背負った人生を生きてみよう」と思う人も出てくるだろう。
さらにコンピューターゲーム内で仲間が共同行動できるように、仮想せかいの設定の中に友人たちも共に入り込み、一緒に「仮想世界の人生」を楽しむなんてこともできるようになるだろう。

・・・・・・では、あなたにお尋ねしよう。

今の私の人生、あなたの人生が、これまで述べてきたような「仮想世界の人生」ではないとどうして言い切れるますか?
「前の人生の記憶がない?」
「前の人生の記憶などもってきたら新しい人生が台無しになるから仮想世界では現実の記憶は消しておくのです」
「なんで生きるのがこんなに辛いんだ?」
「この人生を創造しているのはあなたです。あなたにはすべての力が与えられています。あなた次第なのです」

今の人生が「仮想世界の人生」でないと言い切れますか?

 

コメント

コメント(2)

  1. 年金生活主婦

    私は日常茶飯事・四六時中、コンピューター無しで空想を楽しんでいます。

    もし人生をもう一度経験出来るなら...

    青い眼で金髪の美男子に求婚されて、しかも彼は大富豪の一人息子で日本語ペラペラ、恵まれた息子二人と娘二人はいずれも東京大学合格、長男は医者・次男は政治家、長女は音楽家、次女はニュースキャスター。

    彼は言うの「私の愛しい妻の生まれ故郷の八幡浜に大金を寄付したい」

    何を寄付するかを決めるのが今の私の悩み。

    あぁ!私の仮想世界は何時まで続くのかしら?

    返信
  2. KEI

    息子ふたりが東大!まるで鳩山家みたいですね。

    東大に入れてもやっぱりお馬鹿さんとは、上手く出来てるような気もします。

    仮想世界はあなたが望むようになりますので楽しい夢を見てください。

    返信

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