9日、西条市議会で、就任一ヶ月あまりの青野市長に対する不信任案が可決。これにより、辞職か議会解散かせまられた青野市長は17日市議会解散を表明。西条市は40日以内に市議選挙を実施する。
《青野市長は昨年11月の市長選で「市役所庁舎増設の見直し」を訴え、現職ら2人を破り初当選。11月28日の就任後、工事を中断したが、12月11日の市議会で工事中止による補償金支払いのリスクなどを理由に工事を再開する方針を表明していた。》
このパターンはよく見ます。「工事中止や計画停止」を公約に選挙にのぞみ、計画反対者の支援を受けて当選したものの実際に計算してみると「中止すると莫大な費用が掛かる」と判明してすったもんだ。古くは青島東京都知事の「都市博」や近きは民主党の「八場ダム」。
ただ西条市の場合は、当選した青野市長があっという間に公約の撤回を表明したのでさらに混乱に拍車がかかった。
これはさすがにいただけません。「そんなもの調べれば選挙前に分かるだろう」ってなもんです。
もともと、「この不景気・財政難の折に市役所増設なんか決めたのが悪いんじゃない」という気がしないでもないです。
当然市議の皆さんは「増設に賛成」したはず。なんで「中止撤回」で反対に回るんだろう?
もっとも、市長選に当選はしたものの次点との差はわずか122票で、地方特有の「選挙のしこり」が表面化したのと、西条市議の任期が今年4月23日と目前で、議員はちょっと早めの選挙をするだけという事情もあって議会が不信任案を可決したみたい。ああ無責任!
いずこも同じ政事(まつりごと)。西条市の皆さんは「お祭り好き」なだけかもね。