莫言氏への授賞は「破滅的」
09年受賞の独人作家が批判
2012.11.25 09:11
ことしのノーベル文学賞に中国の作家莫言氏(57)が選ばれたことについて、2009年の同賞受賞者であるドイツの女性作家ヘルタ・ミュラーさん (59)が、24日付スウェーデン紙のインタビューで「莫言氏は(中国政府による)検閲を称賛しており、授与決定は破滅的だ」と痛烈に批判した。《AP通信》
莫言氏への授賞は、選考主体であるスウェーデン・アカデミーが10月に発表。ミュラーさんはそれを聞いたとき「泣きたくなった」と話し、アカデミーの決定について「とても衝撃的だ」と指摘した。
莫言氏は中国共産党員で、党の指導下にある中国作家協会の副主席を務めており、これまでも「体制側の作家」との批判が出ていた。ミュラーさんはルーマニア で生まれ、チャウシェスク政権の共産主義独裁体制下で秘密警察への協力を拒否。1987年に当時の西ドイツに亡命した経歴を持つ。(共同)
やはりね~、誰が見てもおかしいと思うんでしょうねえ。 (写真は莫言氏)
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