《BY 老師》
橋下大阪市長、松山に来て「衆議院議員定数半減」とぶち上げました。人事ながら「大丈夫?」
維新の高い人気を当て込んでラブコールを送ってきた政党や政治家は冷水を浴びせられた格好でしょう。
にこやかに会談していた中村時広愛媛県知事も内心「どうしたものか?」と悩んでるでしょうね。
行政改革、地方分権の前に「「身を切る改革を優先する」と言う意味と、「地方分権し権限を委譲すれば中央の議員は少なくて済むはずだ」と言うことのようですが、これらの理由は今一説得力に欠けます。
分権して中央の国会議員を少なく出来るなら、今度は権限を委譲される「地方の議員を増やす」と言うことになるんでしょうね。
果たしてそれで身を切る改革になってるんですか?
「地方分権をすれば何もかもうまく行く」 とおっしゃるが、その地方が今、中央と同じ構図で無駄の温床になっているように見えるのは私だけではないでしょう。
まず地方分権するつもりなら、地方自治体の実情把握と、分権後の緻密なシュミレーションが絶対必要です。青写真もなしに、霞ヶ関を潰せ、地方分権、国会議員定数削減をぶち上げるのは民主党の二の舞になりそうです。
今までは「君子豹変」と暖かく見ていた国民も、国策についてコロコロ換わると、ポピュリズムと「鳩山・菅」でこりた国民が一斉に離反する可能性もあります。
国会議員を減らしても削減できる費用はしれている。それより官公庁が増殖して造り上げた不要な外郭公益団体の整理をするべきだと思いますが如何?
公務員の給与を削減する、増え続ける社会保障費の削減の方が効果的ではないですか?
元々大阪維新の会が政党になった時点でかなり一般大衆の支持は消えると思っていましたが、議員定数削減と言うことで秋波を送っていた政党も二の足を踏む。
維新の会の戦略は危うい。
主流派に躍り出るどころか第3極がせいぜい。その他大勢の中小政党にとどまるかもしれませんね。