by KEI
検察審査会の二度の「起訴相当」判断でついに強制起訴される小沢氏。
魑魅魍魎の跋扈する政界の中のことなので本当のことはよくわからないのですが、マスコミの論調は中立的な表現をとりながら実は「小沢起訴待望論」ですね。
検察審査会の制度は重要なものであると思うのですが、あくまで「客観的な判断」に基づかなければ恐ろしい事態を招いてしまう。今回のようにマスコミが一方的に疑義のみを報道するような状態ではまともな判断は難しいと思う。
もしこれで小沢氏が有罪になるとしたら「検察は一体何をやっていたんだ!」と大きな問題になる。無罪の明らかな村木氏の証拠改ざんをした問題に続く大黒星でしょう。
検察審査会の判断は
1)起訴を相当と認める時は「起訴を相当とする議決」(起訴相当)
2)公訴を提起しない処分を不当と認める時は「公訴を提起しない処分を不当とする議決」(不起訴不当)
3)公訴を提起しない処分を相当と認める時は「公訴を提起しない処分を相当とする議決」(不起訴相当)
とあるらしいが、なぜ「起訴不当」がないんでしょうね。
私なら、ホリエモンや村上ファンド・ヒューザーの耐震偽装、全部「起訴不当」にしちゃうけど。
ま、「検察が起訴しなかった事件」だけを扱う、つまり「訴えるのが仕事である検察の怠慢や不正を防止する」為の制度なんだろうけど、起訴されちゃった方にも適用されるべきだと思うけどどうなんだろ。
そうすりゃ「冤罪」が結構なくなると思うんだけど。誰か賛成してくれないかな。