小沢氏と連携する橋下・維新の会

BY KEI

大飯原発の再稼働について橋下大阪市長が強硬に反対、「民主党を倒す」と気炎を上げている。橋下大阪市長の行動は私には次第に馬脚を現しつつあるように見えてしょうがない。原発反対と民主党打倒は関係があるのか?橋下「維新の会」が政権を獲った時原子力発電を完全に放棄するのか?

「わたしが決断しました」と浜岡原発の停止を要請した菅直人前首相の理不尽パフォーマンスで、「止めておけば非難されることは無い」と全国の原発が停止する状況になってしまった。それでも昨夏・昨冬を無事乗り切れたのだから「原発なしでもやれるじゃないか」という声が起きるのは判らなくはないが、日本が原発をなくしても危険性は無くなるわけではない。

今でも世界中で原発がものすごい勢いで作られている。特に中国など碌な技術もないくせに「日本の原発より安全」と喧伝しているが、仮に中国で大規模な原発事故が起きれば日本が放射能で汚染されるのは間違いない。中国の排気ガスと黄砂のせいで日本の空は昔と比べるとひどく薄汚れてしまっている。もし原発が絶対に駄目だというなら当然中国に向かって「原発は止めろ」と要求しなければ筋が通らない。

科学というものに「人間が手を出すべき領域ではない」などという蒙昧さを持ち込む余地があるのだろうか。もしそのような人が多数を占めるようになったとすれば「人」は生物としての衰退・絶滅期に入ったのではないか。

少し話がそれたが、橋下氏の「原発再稼働に反対するために民主党を打ち倒す」という話は違和感がある。「反民主」の旗印が欲しかっただけではないのだろうか。その理由は「現民主政権の反小沢体質へ批判」「小沢氏への援護射撃」だろう。もし民主政権が「反小沢の旗」を下せば「民主打倒」の看板を下ろすだろう。このことは橋下氏の躓きの元になりそうな気がする。

それでも、もし解散総選挙になれば「維新の会」と「小沢派閥」は連携しようとするだろう。但しその時に「維新の会」が今までのような求心力を保てるかどうかは不明だ。国民の反小沢感情はこれまた理不尽なほど根強いから。

取るに足らない「政治資金の問題」で国民と検察から追及されている小沢氏だが、常に政界の中枢を渡り歩いているその力量は計り知れない。今回もまた政界再編の台風の目となる「橋下維新の会」を自家薬籠中のものにしてしまった。橋下氏にはみんなの党も亀井新党も自・公・民も眼中にない。ただ石原東京都知事には一目置いているように見える。

「2・30人の政党など造ってもしょうがない」という石原都知事と橋下・小沢氏が手を握るとどうなるのだろう?大いに興味はある。

しかしやはり私には小沢氏に拭いきれない不信感がある。
政治資金などではなく日本人としての在り方に不信感がある。新人議員を引きつれ大挙して「中国詣」、韓国では「皇室、朝鮮起源説」を唱え「陛下の訪韓を約束する」この日本人離れした歴史観。

「小沢氏に日本を任せてはならない」という思いは強い。だから、その小沢氏と連携しようとするなら橋下氏にも政権は任せられないということになる。

しかし橋下氏は誰よりも「君子は豹変す」を地で行っているに思いますのでどうなりますか、見ものです。

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