BY WEBラジオ
結婚詐欺以前にもオークション詐欺で逮捕されている木島佳苗。どうやらそれ以前にも援助交際や風俗嬢・ソープ嬢と普通の人生とはいえない道を歩んできた異常な人格の持ち主のようだ。
付き合いのあった男性4人が火災などで次々死亡。疑われて逃亡している間にも結婚(身体?)を餌に3人の男性と付き合い、首都圏の男性は450万円を騙し取られたがその後自宅の火災報知機が全てはずされていたというから危機一髪だったのかもしれない。長野県と静岡県の男性も合わせて330万円騙し取られていたというからその騙しのテクニックたるやすごいものがある。
状況証拠とはいえどうやら疑いようのない関連性があり、真実殺していたとしたら稀代の毒婦ということになる。
ふと以前の「和歌山のヒ素カレー事件」の事を思い出して気になってネットで調べて見ると、犯人とされた林真須美被告にはすでに死刑判決が確定していました。
あの当時ものすごい勢いでマスコミが押し寄せ林被告本人や家族に直接取材し注目を集めました。彼らのあけっぴろげな性格が返って災いしたのか、マスコミ・警察・検察・住民がこぞって林真須美被告の状況証拠を積み上げた。
極めつけは林家に会ったヒ素とカレーに混入されたヒ素を「スプリングエイト」という装置で検査し「不純物の成分が同一である」と言う結果を得たが不純物の量までは確認されていないという。そして他のヒ素と比較検査したのだが、林家のヒ素の用途であった殺虫材用のヒ素との比較はされていない。
この「スプリングエイト」という科学装置を使った状況証拠は誠に大きな影響があったがよく見てみれば不十分なものである。
この裁判の最大の弱点は動悸の脆弱さである。「近所の主婦に疎まれた腹いせ」という検察の主張はいくらなんでも無理がある。テレビなどに映し出された林被告にそれ程激高性があるとはどう見ても考えられなかった。
被告阿智は保険金詐欺の常習者では会ったが、すぐばれるような無差別殺人の犯人ではありえない。
山口光市の母子殺人事件で荒唐無稽な仮設を立て、返って反感を買ったあの安田弁護士が関わっているようだが、この和歌山カレー事件は前述の木島佳苗の事件とは同じ乗降証拠に基づく裁判とはいえその中身は全く異なっている。
マスコミが大々的に報道していたときには「そんなこともあるのかな」というくらいにしか思わなかったが、今振り返るとこの健はかなり冤罪の疑いが濃い。マスコミ自身がもう一度事件報道を憲章する事が求められます。