by ニドウ
「天は自ら助くる者を助く」(自助論)
これを「努力する者が救われる」と解釈することが多いようだが少しニュアンスが違う気がする。
この言葉の意味は「自らを救おうとする者にのみ働く天の力があるのだ」ということだろう。
あてもなく「いつか、誰かが、どこかで、救いの手を差し伸べてくれる」「自分に代わって解決してくれる」
はっきりと自覚していなくても無意識にそう考えているとしか思えない生き方、自立していない生き方に天の力は働かない。
「自分で解決する以外にない」そう自覚して行動する。これ以外に道がないと定めることが「自立」することなのだ。
勘違いしてはならないのは、人を頼っても良いし組織を利用しても良い。自分が自分の為に行動するこに制限はない。
自立することは大変な努力と苦痛を伴うと考えているかもしれないが間違いである。
自立せずタナボタの幸運を求め、あてもなく待ち続け夢を見続ける。これこそが悪夢であり苦痛である。
自立とは、夢をかなえ求めるものを手に入れる為に自ら行動を起こすこと。
力及ばず手に入らないかもしれない。もっと別の理由で願いはかなわないかもしれない。
だがそれは問題ではない。
自立することが「望み」であり、自立こそ「人生の真の目的」なのだ。
そして、自立した時、あなたはすべてを手にしている自分に気付くだろう。