WEBラジオ
ユーロ危機っていつまでもくすぶり続けますね。
ギリシャの財政危機が火種といわれてますが、このような場合に強制力のある措置を取らせるシステムがないと、まるで爆弾を抱えてたき火をしているようなものですね。
マスコミは「ギリシャが財政緊縮策をまとめたので欧州中央銀行から財政支援を受け、債務不履行は避けられる見込みである」と楽観論を伝えていますが、怪しいものだと思っています。
・ギリシャ内部はまだ本当には財政緊縮策の意思統一できていません。
・ギリシャ国債を保有する民間金融機関が債権圧縮に協力するのでしょうか。(CDSを買ってるところはギリシャが破綻したほうが儲かるはずです)
・ユーロ各国は支援してもギリシャが財政再建できるとは思っていないでしょう。。
こんな状況でギリシャのデフォルトが避けられると思えません。
来週中に協議がまとまらなければ、ギリシャは3月20に財政破綻する事が決定します。リーマンショックの再来ですね。
ギリシャが破綻すると
当然ヨーロッパの金融機関は大打撃を受けます。
CDSを売っているアメリカの金融機関が痛みます。
アメリカ・中国の輸出企業の業績が悪化します。
わが国はひょっとしたら一時的に急激な円高に見舞われるかもしれませんね。
で、その後は更なる輸出不況とデフレで着実に円安・国債暴落という長期的流れ?