伊方原発 全機停止

by ヒロシ

伊方原子力発電所が全部止まってしまう。
かって四国の電力の40%を原子力発電所が供給していると聞いたんだけど、その原発がなくなっても、減ってしまった40%の電力を簡単に何かで穴埋めできるんだ!

菅総理が”市民運動家”風のええカッコしいの発想で静岡県へ「原発停止要請」したものだから、「静岡が危ないのならうちだって同じじゃないか」とばかり、全国の原子力発電所が定期検査を機に再稼働をストップ。知事さんあたりは「首相が言ったから」止めました、再稼動できませんみたいなことばかりいって、人のせいにして気楽なものです。

やたら危機感ばかり煽る手合いに振り回されて、短絡的に「原発停止・廃止」を叫ぶような真似だけはしたくないと思っていましたが、原発が供給していた40%もの電力が「手品よろしくあっという間に供給できるようになる」と話は少し違ってくる。

「ナーンダ、原発なんて本当はいらなかったんだ」
「再生可能エネルギーなんか持ち出すまでもなく、もともと十分な電力供給体制があったんですね。」
「4月には日本中の原発がストップするけど、何も心配することはないよ。」

つまり、「今まで原発が作っていた電力は、別の方法で賄える余分な電力を原発に作らせていた」ということ。
「もう原発は不要。再生可能エネルギーもあわてて取り組まなくても大丈夫」ということ。
これを日本国民、皆が知ってしまった。

「国も電力会社も、今まで嘘をついていた」と言われてもしょうがない。

国も電力会社も誰もきちんと説明しないので代わって・・・

1)原子力発電は、供給に不安のある化石燃料に頼る発電を転換させる、コントローラブルな発電です。
2)原子力(核分裂)発電は次世代夢の発電法、核融合発電を目指すのに必要だからです。
3)世界に原子力発電プラントを売り込むのに、技術力を維持発展させるのに国内にも複数の発電所が必要です。
4)元々国営会社。どう転んでも金余り。給料を上げても上げても余る。不採算技術に投資しなければ処理できない。
5)原子力というだけで反対運動が多く、その対応に多数の人間が必要。天下りの受け皿に最適である。

とまあこのくらいの正直さで国民の皆さんに説明しておけば、「やっぱりな~」くらいですんだんではないでしょうか。
「やらせ」の問題は上記の反対運動が組織的なものですからそれに組織的に対応するのは当然で電力側が「やらせ」なら反対側も「やらせ」です。

でもなあ、四国の電力消費の40%が「探せばあるんですねえ」本当にビックリしました!

コメント

コメント(2)

  1. 庶民の声

    「今年の冬の電力不足をどう乗り切るか!」

    この寒さでも電気予報で明日の消費電力予行が90%を超えたのを見たことが無い。

    これは一体何なのでしょうか?

    返信
  2. 前期高齢者

    これで電気代でも値上げされたら目も当てられません。

    ハイブリッドカーを買っても、ソーラー発電を買っても金銭的に元は取れないそうです。(少なくとも私の目の黒い内には元は取れないでしょう)

    地球に環境にメーカーに優しい私は馬鹿の見本かも知れません。

    返信

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