フィリピン外務省は、中国とASEAN各国が領有権を争う南シナ海問題について、国連に紛争解決を求める意向があると明らかにしました。
この問題、「紛争国との2国間協議を求める中国だけでなく、ASEANの枠内で解決を目指す他加盟国の反発を招く可能性がある」という意見がありますがどうでしょうか?
フィリピンは国連が「最後の切り札」と考えているようですが、国連にそんな力があるんですかね?
中国やロシアといった領土は県国家が常任理事国になってる国連で、中国やロシアを相手にして勝てるのかなあ?
中国は09年、国連海洋法条約に基づき南シナ海の大半の海域を自国の領海とする文書を国連に提出しているようですが、これがどういう意味を持つのかよく判りません。フィリピンは「領海の紛争解決手続きを定める国連海洋法条約にのっとって国連に解決を求める意向」ということですがまず無理でしょう。
南シナ海は中国、フィリピン、ベトナム、マレーシア、ブルネイなどが領有権を主張。ASEANは02年、中国と領有権問題を平和的に解決するための法的拘束力のない行動宣言で合意。しかし、法的拘束力を持つ行動規範の策定のめどが立たない。当たり前である。
中国はそのような時間稼ぎの間に海軍力を増強し南沙諸島を実効支配してしまった。
その上で「2国間で紛争解決を」という中国は(盗人)猛々しいにもほどがある。
この問題は「領有を主張するASEAN諸国」が協力して中国と対峙するしかない。
ASEAN外交関係者は「ASEANの基本原則は加盟国が協力して問題を解決することだ。フィリピンの行動は各国合意を基本原則とするASEAN憲章にも抵触するのではないか」といってますが、
「ASEANから中国を締め出す」覚悟がなければ解決しませんね。
日本がTPPに参加表明すると、急に日本に対して軟化姿勢を見せる中国。いくら経済発展したからと言って「ASEAN」から追締め出されたら、大打撃。
ASEAN諸国で「覇権主義国家は出てゆけ」というしか解決方法はないと思います。
世界知らず
2011年11月18日 3:15 PMフィリピンは最大の島のミンダナオ島のモロ解放戦線と政府軍が全面戦闘(内戦)になるのではないかと言われています。
今となっては【在比アメリカスービック海軍基地】と【在比アメリカクラーク空軍基地】の撤退が悔やまれます。
アメリカがイラクやアフガニスタンから撤退してアジアにシフトを移そうとしている今がチャンス再来かも知れません。