by KEI
愛媛新聞で継続的に取り上げられている「松山市裏金疑惑」。
「疑惑解明の為に」と市が”外部専門委員”に意見を求めたが、専門委員のお一人薦田(こもだ)弁護士が答申した意見書を巡って紛糾している。
薦田弁護士は意見書に「そもそも公共工事について重大な書類不備が発見されるとも思われない」と述べておられるのだが、その部分をとらえて松山市が、「市の調査を認め不正はなかったという判断をしていただいた」と発表した事で紛糾している。
薦田弁護士は意見書で「公共工事について重大な書類不備が発見されるとは思われない」という言葉と共に、「疑惑解明には弁護士等の第三者による調査機関を早急に設置するべきである」とはっきり述べている。
つまり「市の調査方法で疑惑の解明はできない」と述べておられるもの。
薦田弁護士は「答申の意見をねじ曲げられた」「意見書が理解できないのなら直接会ってなぜなのか問いたい」と松山市に回答を求めていたのだが、その回答がまたひどい。
松山市が意見を求めたのは
「市発注工事に(裏金の原資となり得る)上乗せがあったか否かを確認するのが目的」
「委員への説明が充分ではなかったのかもしれない」
「市長は薦田氏の意見書の趣旨を十分理解している」
つまり松山市の回答は
「答申は市の手続きや関係書類等の不備について聞いたもの」
「薦田氏は答申を求めた主旨を理解していないのではないか?」
「薦田氏の意見を正確に理解し曲げることなく発表している」
というもの。
こんなに専門委員を虚仮にした回答でいいのですか?
誰も「市の手続きが間違っていたのか」とか「書類がそろっていたのか」なんて聞いてるわけじゃないでしょう。
委員だけでなく松山市民、愛媛県民を馬鹿にしてないです?
松山市の発注した工事が、「見積もり通りに施工されているかどうか」徹底的に調べる必要があるんじゃないですか?