大相撲は日馬富士の快勝、8度目の賜杯おめでとうございます。
それにつけても、嗚呼・・稀勢の里、いつになったら期待に応えてくれるのやら・・・。
大相撲はモンゴル出身力士に横綱を占められ寂しい限りですが、しかし日馬富士、彼の優勝には心から拍手を送りたい。
彼の土俵上の所作は実に美しい。相撲に対する真摯に取り組む心がそのまま表れていて、いつみても「美しいなあ」と思ってしまう。
少したどたどしさを残してはいるものの彼の日本語も実に美しい。
「素直にうれしいです。1日1番の積み重ねが千秋楽につながったので、きょうは悔いのない相撲を取ることだけ考えました。名古屋の人が大好きです」
稀勢の里との一番に触れ、さりげなく稀勢の里にエールを送るあたり人柄が良く出ている。
「10代からずっと何千回と稽古している。相撲の神様がどっちに味方してくれるか、思い切って立ち合いできた。いいライバルといい相撲が取れた」
「横綱の力はある。品格もある。土俵の神様がいる。どっちの味方かはその時その時の運がありますから」
日本人力士の中にも彼ほどたおやかに日本語を使える力士はいないだろう。
満身創痍だろうが、日馬富士には一場所でも多く横綱を務めてもらいたいと思う。