Ｇ７無事終了。オバマ氏の被爆地・広島訪問という大きな成果を上げた安倍総理に感謝したい。
アメリカにとって原爆を投下した戦争犯罪はトラウマとなり、戦後長く同盟を維持してきたにもかかわらず日本に対する不安視がぬぐいきれなかった。その後ろめたさもあってか、経済発展する日本に苛立ちことあるごとに『日本叩き』を繰り返した。
大東亜戦争を日本の軍国主義が原因と主張する人々に聞こう。
あの当時の世界に、軍国主義になれなかった国はあったとしても、軍国主義でなかった国はあったのか？と。
原爆投下は明らかに無辜の大衆を殺戮した戦争犯罪なのだ。
そのアメリカのゆがんだ対日観・戦争観を利用する韓国と中国の思惑を見抜けなかった。さらにそれを逆に利用しようとする勢力も米国内には後を絶たない。
今回の米国大統領の被爆地・広島訪問が、戦後ズ～ッとアメリカの心に刺さったままの棘（とげ）を取り去ってくれれば日本人もうれしい。
そうなれば、これから本当の日米同盟が構築でき日米のみならず世界の平和と発展に大きな祝福となるにちがいない。
ただし今あえて言おう。
『核兵器廃絶』という目標は幻想である。
「原発を廃止せよ」という声に似ている。
科学の進歩は不可逆的なものである。
より安全を求めてさらなる進歩を望むしかない。
もっと実効性のある目標が必要である。
そういう意味ではオバマ氏の広島訪問を機に、日米安全保障条約は見直すべきではないのか？
この「米国の核の傘を利用した防衛協定」をさらに進めてゆけば、そこから『核兵器不使用』へ、そして『核兵器無用論』の台頭を望める光明となり得るのではないか。
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