by 和道 http://www.wado.biz/
小学生くらいの子供が学校でトイレを我慢して慌てて帰って、すぐにトイレに駆けこむ姿を目にしたことはありませんか?
多くの子供たちは、学校のトイレでは「冷やかされたり、恥ずかしかったり」で、行くことができず、又学校からの帰り道でも犯罪に巻き込まれる危険があるため、怖くてトイレを借りることができないようです。 ・・・トイレの神様を信じてないのかな?
私の子供たちも同じような経験をしてきました。
先日、㈲ひばり園という介護事業所を訪ねた際に、代表者の重見弥生社長から「この事務所には下校途中の小学生がトイレを借りにくるのです。」と聞いて驚きました。 きっかけとなったのは、小学生への登校時の交通安全ボランティアでおこなった「朝のあいさつ運動」だったそうです。
とても素晴らしいことなのですが、当事業所は高齢者に対する介護サービスをおこなう会社ですから、ボランティアをするのであれば、当然高齢者向けのことになるのではと思い、この事を重見社長に聞いてみました。
すると、重見社長は「仕事でかかわった方々だけでなく、この会社を営ませて頂いてきたこの地域の皆さまに恩返しをさせていただきたい」との思いで行っているとのことでした。
もうひとつ、重見社長に驚かされたことがあります。
それは、お母さんに「18年間、毎日欠かさず」手紙を送っているということです。 下校途中の子供たちがトイレ以外でも事務所に訪れるそうなのですが、その気持ちが私にもわかるような気がします。
FP坊主から、敬愛するマザーテレサは「いつもお互いに笑顔で逢うことにしましょう。 笑顔は愛の始まりですから。」と語りかけ、病気で苦しむ人々のこころを安らかにしました。 そんなマザーテレサの面影に接したような気がします。