ちょっと旧聞になるがサザンオールスターズの桑田佳祐さんが叩かれた。
戴いた紫綬褒章をジーンズのポケットから引っ張り出し『オークション』に描ける真似をしたからだ。
正直に言いましょう。こりゃあバカ者です。
若いときには許されていたおバカが、年取ったことも知らずにおバカを披露して、本当におバカだったのが判ってしまった。
はしゃぎ過ぎた金魚が金魚鉢から飛び出してしまったようなもの。
彼の楽曲は素晴らしいものが多い。しかしその芸術・芸能のタレント(才能)と人間性は全く関係なし。
それに気がつかず崇め奉る方が思慮不足。
もともと彼の歌詞はどうしようもなく下品なものがいっぱい詰まってる。ステージだって彼の人間性が良く出てる。
かといって芸能人の彼の活動に一々クレームをつけることもあるまい。いやならみなけりゃいいだけだ。
何がロックなのか知らないが、昔から自分でロックという輩は『反体制』に決まっている。親に歯向かう反抗期だ。人と同じことをすることは恥ずかしいと思っている。ロックで世の中を変えるなどとトンデモナイ勘違いまでしている輩までいる。
そのくせ世の中に受け入れられスターダムにのし上がる日を夢見ている。
つまり根本的に自分が一体何をやってるかわからない人たちなのだ。
これは今、安保反対、辺野古反対、原発廃止、改憲反対の旗を振りかざしてる人達と全く同じ。
そう、『反体制』のプロ市民活動家や何でも反対野党やアナクロニズム共産主義者と同じです。
ひとこと言わせてもらおう。
あんたたちの好きな『反体制』はもう今の日本には存在しない。
『反体制』なんてものは、理不尽な暴力で人権を蹂躙し有無を言わさず支配する『権力』があってこその反体制。つまり国民主権で民主主義の日本に『権力』は正当な政党に委ねられるだけなの。
体制が気に入らなければデモじゃなくて政策政党を支援するしかない。
反体制の(市民)活動なんてもう存在しえない。その証拠に、
反体制派のデモに参加して警察に小突かれた反体制派の人が
「訴えてやる」と泣きつく先が「体制派」のはずの警察だもの