今回の選挙では、明らかに、選挙を左右する大きな要因の一つが変わった。
それは、新聞各社の影響力が格段に落ちたことである。
いや新聞だけではないのかもしれない。全てのメディアといっていいかも知れない。
序盤に新聞各紙は「圧倒的な自民党優勢」を報じた。
与党の政策「特定秘密保護法」をしつこく批判した。
いつもの手であるが、このような報道に、
これまでなら、バランスを求める国民は野党支援に回る人が増えたものである。
ところが今回は、新聞各紙が笛を吹けども国民は踊らず。
もう終盤だが、自民党・安倍政権支持が揺らぐことがない。
これは明らかに『朝日新聞効果』である。
『戦後日本の良識』を気取ってきた朝日新聞は、一部で強烈な『反日非難』を受けながらも、
『見てくれ左翼陣営』と、そしてほぼ層が重なるのだが『似非人権派』に支持され、
日本の『クオリティーペーパー』を自任してきた。
その『クオリティーペーパー』が主導してきたのが、
『軍による南京非戦闘員大虐殺』と『軍による従軍慰安婦の強制』である。
ところが朝日新聞社は、そのうちの『従軍慰安婦』の根拠として、『ノンフィクション』と主張してきた吉田清治の著書を『フィクション』であると認めたのである。
朝日の嘘を知っている者は狂喜した。
朝日の嘘を知らなかった者は驚愕した。
この朝日新聞の行動の真意はいまだはっきりしていない。
だが、これほど長年にわたり、
中核メディアである新聞社が日本国民を欺き続けてきた事実は、
その権威を失墜させるに十分であった。
新聞社の影響力は格段に落ちた。
従来メディアへの信頼も大きく失われた。
本格的ネット選挙の幕開けかもしれない。
明後日の衆院選の結果に注目しよう。