締まらぬ大河ドラマ『軍師官兵衛』

個人的な感想ではありますが、
NHKの大河ドラマ『軍師官兵衛』の視聴率や評価は知らぬが、
これほど、視聴者をないがしろにした作品も近年珍しいのではないでしょうか?

昨日の放送で、大阪に残された官兵衛の妻・光と息子長政の嫁・糸が、荷車の荷物に身をひそめ豊臣方の追手を逃れんとする場面。
豊臣側の雑兵に咎められた栗山善助と母里太兵衛、荷物を改めるという雑兵に母里太兵衛が「急いでおると言うておる」と槍をかざす。

さてと思った瞬間暗転、次の場面は無事九州に逃れた光と糸を迎え喜ぶ官兵衛の姿。
おいおい、ものすごく安易な手抜きに呆然としました。
そのすぐあと糸が官兵衛に「もっと恐ろしい人かと思うておりました」という場面で何ともそぐわぬ現代風なバックミュージック。

いつ面白くなるかとみていましたが、最初から最後まで、どうにも締まらない大河ドラマ『軍師官兵衛』です。
もうこれは完全に演出が力不足。キャストの皆さん一年間お疲れ様でした。

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