by KEI
「東日本大震災の復興資金に消費税を増税」という意見が政府から出されています。
揚げ足を取るつもりは全くないのですが、民主党は「消費税は4年間上げない。議論する必要もない」といってました。
「行財政改革で無駄を省けば10兆や20兆捻出できる」と言い続けて政権与党となった民主党。その行財政改革は一体どうなったのでしょうか?本気で取り組んできたのでしょうか。
菅総理は「震災復興とともに将来の財政健全化も同時に見すえて消費税増税を」と云っていますが、これは財政健全化も消費税で解決すると云っているようなもので、どさくさにまぎれた完全なマニフェスト違反です。消費税導入に言及するなら同時に行財政改革の実施プログラムと数値を明確に示す責任があります。それなくして消費税増税案は、またまたその場しのぎの思いつき発言と云われても仕方ありません。
行財政改革は「長年の官僚主導で肥大化した行政の無駄を省く」これにつきます。現在の官民格差は許しがたいほど拡がっています。それを是正するにはこの非常時に職を奪うわけにはいきませんので、思い切った公務員・準公務員の人件費削減しかないのではないでしょうか。
震災復興にむけて消費税の増税は否定しません。しかし行財政改革の実施(予定)が前提であると思います。この議論なくして”消費税アップ”はこれこそ”火事場泥棒”的発想にしか見えません。