日本主導でアジア経済版NATO設立
中国が傍若無人な態度で東シナ海と南シナ海を席巻しアジア諸国の海と空の輸送路が断たれようとしていますが、これ以上シナの好きにさせては確実に戦争になります。
ところが肝心のアメリカが最悪の口先平和主義大統領を抱え、ヨーロッパはロシアと対立し、中東ではISの膨張を止められずアジアでは支那の蛮行を止められません。
前回アジア版NATO(SEATO)復活の提案をしましたが、これまたアメリカが本当に載ってくるかという不安があります。アメリカ抜きでSEATOを組みますか?
ASEAN各の全国家が本気で取り組めば不可能ではありません。
ですがいまだ発展途上のASEAN諸国はおそらく「経済的な理由で中国との決定的な対立は避けたい」という国が必ず出てきて足並みはそろわないでしょう。
なら今日本がやるべきことは、ASEANの中の豊かになった国を糾合して、いまだ出遅れているASEAN国家の発展を促すアジア発展プロジェクトを組むことです。
インド、マレーシア、シンガポール、インドネシア、タイ、台湾そして日本で、今後3~5年間でフィリッピン、ベトナム・ラオス・カンボジア・ミャンマー・バングラディッシュという中国隣接地区の経済発展を集中的且つ段階的に推し進めるのです。
先に国を豊かにして中国に頼らない国造り。
そして豊かになって他のASEAN諸国と共に中国をけん制するのです。
そこに太平洋周辺諸国であるオーストラリア、ニュージーランド、アメリカ、カナダの投資を促すのです。