裁判でもない「東京裁判」史観にいつまで惑わされるのだ!
作家でNHK運営委員の百田尚樹さんが『東京裁判』を批判したことでアメリカ世論が反日に流れるかもしれない。
東京裁判は間違いなく原爆を落としたアメリカが全ての責任を日本に押し付けようとした『恐怖の茶番劇』だ。
それは間違いないのだがこの問題を持ち出すにはまだ早すぎる。
中・韓の歴史認識問題は間違いなく『東京裁判』が根底にあるのだ。
『東京裁判史観』を打ち破らなければ『歴史認識』は覆せない。
米に『東京裁判の真実』を突きつけるのは早すぎる。
アメリカは歴史を知らない。
日本人が『アラビアンナイト』で美しいアラブ世界と月の砂漠を夢想したように、アメリカは『中華』に壮大な歴史大国という幻想を抱いているのだ。
アメリカは中国を知らない。
『中華』は国でも民族でもない、ただ多くの民族が覇権を目指し殺し合いを続け、『繰り返し文化を破壊しながら堂々巡りを続ける汚辱と混沌の世界』であることを。
その真実の姿に気がつくにはアメリカ人は若過ぎて歴史を知らない。
米国の無知が『東京裁判』の真実を知る妨げになる。
戦争を裁ける法は未だにないに等しい。
国連など紛争解決にいかほどの力もない。
第二次大戦の戦勝国(?)『常任理事5ヶ国』全ての承認を前提とする国連では「常任理事国が紛争当事者もしくは利害関係者になると一切の機能が停止する。
今の国連でさえそうなのに、あの混沌の戦後『東京裁判』などという『裁判とは名ばかりのアメリカの意趣返しと犯罪隠蔽茶番劇』の真実の姿を明らかにしたい百田尚樹氏の思いはよくわかる。
だがいまアメリカを敵に回すのは自殺行為に等しい。
アメリカの民主党・オバマ政権は日本に向かって「中韓と無用な争いを起こすな」と筋の通らぬ主張を日本に押し付けている。
まるで盲が目明きに道を教えるような話で、日中、日韓の摩擦の原因が何か全く考慮しない。
つまりオバマは中国・韓国とシンクロしている非現実的夢想家『ルーピー鳩山』と同種の存在である。
彼らは他人のいかなる理をも受け入れない。その共通の理由は、
『自分自信に確たる世界観のないポピュリスト』
ということにある。
歴史を学ばない人間は正しい道を見つけられない。
人の言葉に耳を傾けない人は過ちに気づかない。
米・中・韓全てを同時に敵に回してはなりません。
まず『敗戦国・韓国』の嘘と徹底的に戦いましょう。
『韓国の嘘』を米国に納得させる材料に事欠かない。
実はこれだけで十分なのです。韓国の嘘を徹底的に暴けば韓国は中国しか頼むところはありません。
中国と韓国の連携はその民族性から絶対に機能しないので心配はありません。
韓国を潰せば中国は『歴史認識』を政治利用することの不利益を悟ります。
その上『正しい歴史認識』を中国大衆が知れば中国共産党もいずれ崩壊します。
国を挙げて韓国の歴史認識の嘘を明らかにする。
安倍政権はこの点に全力を挙げるべきです。
百田さんにお願いがある。
『永遠の0』は、悲惨さな戦争でも善悪を超え人間性を失わない日本人を描いた。
『海賊と呼ばれた男』ではビジネスも人の生きる『道』とする日本人の真摯さを描く。
私は、司馬遼太郎氏は「日本人は世界中のどの民族よりも、『美しく生きること』に価値を見出してきた民族と国家である」と言ってるように思えるのだが、百田さんの作品はその司馬遼太郎氏の作品と通じるものがあると思います。
百田氏は今回のように直截に歴史を語る必要はなく、江戸末期から現代に至るまでの日本と世界の歴史を俯瞰した近代歴史小説でその歴史認識・東京裁判批判を語っていただきたい。
日本政府はその百田氏の作品を世界に広めることで『歴史認識問題(戦争)』に勝利するような戦略を描いて欲しいと思います。
日本はソフトパワーで『歴史認識戦争』に勝利し
日本を守る戦略に一丸となって取り組みましょう。