2012年4月

橋下大阪市長と小沢一郎

BY KEI

既成政党や官僚・行政機構を果敢に批判し「国の形を変える」と政治改革にまい進している橋下大阪市長は、どうやら小沢一郎氏には親近感を抱いているというか、政治家として尊敬しているのでしょうね。

小沢氏に対する政治資金問題での訴訟は興味がない。マスコミがそのような空気を作りだし国民を仕向けたようなもので、検察も自業自得だが、自分達が描いていた犯罪構造とくい違ってしまい少々もてあまし気味。だが最近は裁判官自体が世論に迎合するかのような判断をするから結果はどう転ぶ川からない。

橋下氏は消費税増税に反対する小沢氏を強力にバックアップしようとしている。小沢氏を擁護するあまり、結果的に消費税増税にまい進する野田総理を批判する形になっている。

橋下市長はいろんな情報を発信し続けているが、国政についての言及が多い。「大阪市を変えるために国政を動かす」と言う政治姿勢判らなくはないが、「それなら最初から国政を目指せば」と言う気がしないでもない。
(彼にとって大阪知事・大阪市長というのは「日本を動かす為の政党つくりの道具」でしかないのかな?)

いずれにしろ、大阪の公務職員や組合に対して非常に歯切れよく規律改正・遵守を推し進めてはいるが、それ以外は殆ど大阪でも実績はまだない。しかし庶民が普段思っていても手立てが無く歯軋りしていた公務員達の給料や特権的権利といったお手盛り支給制度に強烈な言葉で食って掛かる橋下氏に庶民は快哉を上げ、選挙で圧倒的な強さを見せている彼の手法は、常に喧嘩相手を見つけて強烈な言葉で相手を攻撃し破壊しながら突き進むしかない。国政の場でそのやり方で天下を取れるのかどうか疑問です。

彼の「維新の会」が国政の場で一定の勢力を手にした時、連携しようとる相手にまず小沢氏を想定しているんでしょう。随分小沢氏に入れ込んだものだが、両者はいずれ喧嘩別れするだろう。それ以前に小沢氏との連携を知った時共に戦った仲間たちがそれを支持するかどうか?多分その時に維新の会は分裂するでしょうね。

面白い存在で、思いっきりやってもらえば言いのだけど、少し調子に乗りすぎて失敗をしないように。出来れば大成して欲しいので皆を納得させる実績が欲しいですね。

消費税の使い道

BY KEI

野田総理へ。
消費税増税は致し方ないのかなと皆さんと同じように思っているのですが、なぜ増税で入る税金を「社会福祉にのみ使用する」なんていうのですか?
もし単に「そういった方が増税し易いから」ということであればこれは是非早目に撤回して欲しいものです。

国民は愚かしくもあり愚かしくもなし。マスコミに簡単にだまされますが、マスコミがあまり触れない部分では賢明に判断しています。

消費税増税そのものについてもそうですが、了とする国民の殆どは「震災復興」と「財政再建」のためであると考えているはずです。

「社会福祉にのみ使用するから」なんて、官僚に乗せられて民主党のから約束マニフェストみたいなことを言ってたら、本当に社会福祉につぎ込む税金が消費税増税分だけ増えてしまいかねません。

もっとも賢明な野田総理のことですから、それを承知で消費税増税に官僚を戦略的に利用しているのかもしれませんね。(これは皮肉でもなんでもありません。念のため。)

孫正義と菅直人

BY WEBラジオ

欧米で鳴り物入りで始まった太陽光発電が破綻し始めている。
「のど元過ぎれば何とやら」
値段の安い中国製の太陽電池が登場してもなお高コストの太陽光発電は、結局税金をつぎ込まねば維持できず、税による補助を下げた途端に民間企業は撤退し始めた。

ところが日本では今年の7月から「再生可能エネルギーの買い取り制度」が始まる。周回遅れのくせに世界の潮流とは真反対である。

この制度、日本では昨年の大震災の後、震災のどさくさに紛れて退任(クビ)間際の菅前総理がソフトバンクの孫正義氏と手を組んで成立させたイメージが強。
ソフトバンクや他の企業がメガソーラーシステムを構築し、その電力を国の定める価格で20年間(でしたっけ)電力会社に買い取りを義務付けるということですよね。
「たかじんのそこまでいって委員会」でコメンテーターの勝谷現氏が「孫正義のような存在を政商というのだ」と息巻いていたのを不思議に思って聞いていたのですが、勝谷氏の目には当時すでに太陽光発電の行く末が見えてたんでしょうね。

菅直人と孫正義。どんなつながりがあるんでしょうか。

名前が日本人離れしている点?

死刑執行がニュースになるの?

BY WEBニュース

小川敏夫法相が死刑執行をした事がニュースになった。
元々法相の職務であるはずなのでニュースになる方がおかしいと思いますが、世界中で「死刑廃止論」が主流になりつつあるせいでしょうか。

でもねえ、死刑廃止するんなら、世論を聞いて・議論をして・法律を変えるという手続きを経て行うべきです。

死刑廃止論者が法相になってもかまわないけど法律は法律。法律を守らない人は当然ながら法務大臣は辞退するべきでしょう。だから死刑執行しない法相がニュースになるべきだと思います。

世界中で死刑廃止が進んでいる背景には宗教的な背景があるはずです。

人間死んだらどうなるのかわからない。特に日本人は宗教に無頓着というか宗教的な死生観は持たない人が多い。だから、なぜ「死刑廃止」にだけ固執する日本人が多いのか私にはよく判らないです。