橋下大阪市長と小沢一郎
BY KEI
既成政党や官僚・行政機構を果敢に批判し「国の形を変える」と政治改革にまい進している橋下大阪市長は、どうやら小沢一郎氏には親近感を抱いているというか、政治家として尊敬しているのでしょうね。
小沢氏に対する政治資金問題での訴訟は興味がない。マスコミがそのような空気を作りだし国民を仕向けたようなもので、検察も自業自得だが、自分達が描いていた犯罪構造とくい違ってしまい少々もてあまし気味。だが最近は裁判官自体が世論に迎合するかのような判断をするから結果はどう転ぶ川からない。
橋下氏は消費税増税に反対する小沢氏を強力にバックアップしようとしている。小沢氏を擁護するあまり、結果的に消費税増税にまい進する野田総理を批判する形になっている。
橋下市長はいろんな情報を発信し続けているが、国政についての言及が多い。「大阪市を変えるために国政を動かす」と言う政治姿勢判らなくはないが、「それなら最初から国政を目指せば」と言う気がしないでもない。
(彼にとって大阪知事・大阪市長というのは「日本を動かす為の政党つくりの道具」でしかないのかな?)
いずれにしろ、大阪の公務職員や組合に対して非常に歯切れよく規律改正・遵守を推し進めてはいるが、それ以外は殆ど大阪でも実績はまだない。しかし庶民が普段思っていても手立てが無く歯軋りしていた公務員達の給料や特権的権利といったお手盛り支給制度に強烈な言葉で食って掛かる橋下氏に庶民は快哉を上げ、選挙で圧倒的な強さを見せている彼の手法は、常に喧嘩相手を見つけて強烈な言葉で相手を攻撃し破壊しながら突き進むしかない。国政の場でそのやり方で天下を取れるのかどうか疑問です。
彼の「維新の会」が国政の場で一定の勢力を手にした時、連携しようとる相手にまず小沢氏を想定しているんでしょう。随分小沢氏に入れ込んだものだが、両者はいずれ喧嘩別れするだろう。それ以前に小沢氏との連携を知った時共に戦った仲間たちがそれを支持するかどうか?多分その時に維新の会は分裂するでしょうね。
面白い存在で、思いっきりやってもらえば言いのだけど、少し調子に乗りすぎて失敗をしないように。出来れば大成して欲しいので皆を納得させる実績が欲しいですね。