橋下氏が「野田首相はすごい」
≪BY KEI≫
橋下大阪市長がこれまでの激しい政権批判から一転、「野田首相はすごい。税を上げて、社会保障の議論もしていく。確実に『決める政治』をしている」(7/10)
なんだろうこの変節ぶりは。
さらに「首相の考えに近い自民党の中堅、若手がいっぱいいる。このまま進めば新しいグループができて、ものすごい支持率が上がると思う」
ここまでくると変節の理由が分かる。
つまり、彼の中で野田総理の方が小沢氏より評価が高くなったということ。
離党したのち、小沢氏が選挙に勝つために「なりふり構わず民主党の政策に擦り寄ってきた」のをみて、返って小沢氏にかつての力が無くなっていることを「彼独自の嗅覚」でとらえたんでしょうね。
もう一点、政界再編で維新の党が思うほど票が取れす尻すぼみになるのを心配して戦絵を売ってきた、というところでしょうか。
「小沢氏と組んでも何一ついい事はない」ということにやっと気が付いたのでしょう。
しかしそうだからといって「これまでの主張を手のひらを返したように覆す」この変節は、かつて消費税増税を唱えながら、首相を追い落とす政局で「国民の生活第一。消費税増税反対。」と主張した小沢氏と似たりよったり。国政には向かない。日本の信頼が損なわれる。
変節漢とは一面世の中のトレンド把握に優れた人でもある。
その変節菅達が、小沢氏も離党前に「野田首相はなかなかのもの」と認め、橋下大阪市長も「野田総理はすごい」と認めたということは、結果的に実に喜ばしい。
小沢と決別した橋下氏は、次により添う相手を野田総理と定めたのでしょうが、本質的に小沢氏と似た者同士。
彼の心がいつ変わるか全く判りません。腹の内が読めない小沢さん顔負け。
選挙の主役は国民。
もっと多くの国民が野田総理の力量を正確に認識してくれればいいのにと思います。
次の選挙の時はマスコミに踊らされないようにしましょう。