解散賛成
≪BY KEI≫
「解散しなければ3党合意を破棄する」こんなことが可能なのか?
自民党がかたくなに解散時期の明言を野田総理に求めている。しかも解散時期を明確にしなければ、「民自公3党で合意した消費税増税を含む社会保障一体改革法案を破棄する」というのだから穏やかでない。
3党合意の段階で、解散の合意ができていたというならありうる話。しかし今の自民党の動きを見ているとあの段階では合意は無かったのだろう。
ここまで自民党が解散の確約を求めるのは、このまま野田総理主導で「決められる政治」を続けられたら、次の選挙に勝てなくなるという恐れがあるのでしょう。
だが、いったん合意したものを無理やり破棄するようなやり方で、国民は自民党を支持するのか?支持するはずがない。選挙で議席は増えないだろう。自民党の戦略はあり得ない戦略。
「解散の時期を明確に言え」とは谷垣総裁も根が真面目なんだろうが、ずいぶん無粋な人ですね。
だが、ここは野田総理はその自民党の戦略に乗っかるのが一番いい。法案を通して解散し政界再編する方が政局安定につながる。
どうせ自民党もこのような形で解散を強いては議席は増えはしない。安心して解散すればよいのです。
元々民主党は政権を獲る為の寄せ集め集団。早く解党して政策集団としての政党に作り替えなければならない。
野田総理もその点は承知しており、次の選挙で民主党は壊滅的打撃を受けるとしても解散に異論はないはず。
いち早く、選挙後の挙国一致体制・政策を軸とした政党間連携を提案して選挙に臨むべきでしょう。
ただ今回の政局では、普段ならニュースネタになるのではしゃいで解散をあおるのが常のマスコミが一向に熱が入らない。
既成政党も内心びくびくしている「大阪維新の会」の存在が大きいのでしょう。
つまりマスコミも「歯に衣着せぬ発言」の維新の会・橋下大阪市長を実のところ「こころよく思っていない」のでしょう。
橋下市長も国政の場に出れば、事あるごとにマスコミが反橋下キャンペーンを繰り広げることを覚悟しなければならない。
ではどうするか?
橋下「維新の会」は現野田総理の率いる新生・民主党と連携をするのが最善ということでしょう。
しかしこれは内々で進めなければ台無し。解散そのものが吹っ飛んじゃう。民主党の不要な奴らもしがみついてくる。
野田総理の力量の見せ所です。