仮定の話には答えられない?
by COM
今朝久しぶりに「仮定の話にはお答えしません」という政治家の発言を聞いた。民主党の岡田幹事長がテレビで報道陣に応えている。で、以前別のところで書いたコラムを再掲します。
最近よく政治家が報道陣の質問に、「そんな仮定の話には答えられない」というセリフを耳にする。
特に政治資金の問題で秘書が逮捕された議員や政府幹部は「いまは捜査の段階ですから結果を見てから。仮定の話はしません。」
マニフェストの実行を迫られて「もし出来なかったらどう責任をとるのか」と迫られた総理・閣僚は「そのような仮定の話には答えられない」とこの言葉を頻繁に連発する。堂々と何ら恥じるところがないとばかり「何度言ったらわかるのか」とでも言いたげに質問者を見下したような口調で喋る。
私はいつもなぜ報道陣はそこで引き下がるのか不思議に思ってしまう。「なぜ仮定の話ができないのか、その理由を聞かせてほしい」と聞き返してほしい。