クリスマス!
by ヒロシ
少し前まで「クリスチャンでもないのに日本人はなんてクリスマスが好きなんだろう」と自分のことを棚に上げて疑問を抱いていた。
多くの子供たちと同じようにある時期までサンタクロースの存在を信じていた。悪童仲間から「サンタクロースはおらん。プレゼントは父ちゃんや母ちゃんが夜中にこっそりおいてくれてるの知らんのか!」夢を壊されたショック。にわかには信じられなかった。
しかしその後も毎年クリスマスにかこつけて女の子とデートしたのだから偉そうなことは言えない。
棚に上げてというのは私自身がクリスマスに何とも言えない憧れを今でも抱いているからである。「聖なる夜」クリスチャンでなくとも敬虔な気持ちになるのは戦後のアメリカ文化の影響だろうか。
それにしてもクリスマスソングはどうしてあれほど名曲が多いのだろう。
クリスマス・イブ、ラストクリスマス、ハッピークリスマス、ホワイトクリスマス、ウィンターソング、クリスマスキャロルの頃には、聖この夜、その他あまたの名曲がひしめき合い数え上げればきりがない。
これも実に不思議である。
いや不思議ではないのかも知れない。
アーティストも皆等しくクリスマスには特別な啓示を受けるのかもしれない。やはり不思議な日である。
でもここ何年かクリスマスはこれまでほどの盛り上がりを欠いているように見えるのは気のせいか? いや年のせいか? 明日はイブ。 メリークリスマス!