白痴化する世界は消滅に向かう!
アメリカのオバマ大統領が「南シナ海で中国が埋め立て造成している軍事基地の12カイリ以内に艦船を航行させる」と関係各国に通知した。
これを受けて周辺諸国には「やっとアメリカが重い腰をあげてくれた」と歓迎している向きが多いようです。
それを受けた中国共産党機関紙、人民日報系の「環球時報」は、 15日の社説で、米艦艇が派遣された場合、
「中国は海空軍の準備を整え、米軍の挑発の程度に応じて必ず報復する」
「中国の核心的利益である地域に(米軍が)入った場合は、人民解放軍が必ず出撃する」と警告した。
まずオバマ大統領の発言ですが、関係各国に通知したことを「米国が本気になった」と受け止めるのは間違い。
オバマ大統領の発言にはまず『期限』がない、つまりこの脅しで中国が何らかのリアクションをして矛を収めてくれることを期待した、相も変わらぬへっぴり腰の口先外交でしかありません。もう一つの狙いは中国抑え込みを企図する米軍内部をなだめるための時間稼ぎです。
そして中国共産党の強気発言は、オバマ大統領の優柔不断を見越したもので、これまたオバマ大統領の心根を見透かした侮り外交だ。
アメリカの無様極まれり。へたをするとこの中国とアメリカの口先だけのチキンゲームが現実化する可能性も多いにある。
綿密な戦略もなにも無い米中衝突は核戦争への危険性もはらんでいる。中国はまさに世界の癌なのだろう。
だがそれも仕方ない。シリアで攻撃作戦を撤回した前例がある。それもロシアの提案にすがりつくようにして行為劇を中止した前例がある。
今回もまた、ロシアあたりが仲裁案を出せばオバマ大統領は喜んでそれに飛びつくだろう。
オバマは歴史に残る無能大統領となるのは間違いないが、ヘタをすればその人類の歴史そのものが消え去るかもしれない。
こうなるともう『日米安保』など何の意味もなさなくなる。
この無責任な米国は、日本と一緒に戦う意思はないということを世界に公表することになる。この事態だけは絶対に避けなくてはならない。
次期米国大統領が決まるまではオバマのケツを蹴りあげてでも本気で中国抑え込みに取り組ませなければならない。
それには日本はロシアとの連携を国策にしなければならない。
日本にとって敵国はいまや中国と韓国である。
米が引いた時、ロシアを引き込むしか日本の生き残る道はないのだ。
ロシアとの連携でオバマが『日米安保』の重要性を見直せばそれでよい。それがベストだ。
それでもオバマが動かぬ時はロシアとの連携を深めつつ独自の軍備を備えなければならない。
それにしても世界は左傾化しているというが、そんなものではない。世界は愚民化しているのだ。
大宅壮一が「日本は一億総白痴化する」と言ったのが1957年。
60年も時をおいて白痴化する73億の世界は日本に追いついたということか?