日本が、米国とその他のアジア諸国の間での集団安全保障や集団的自衛権の行使について協議する必要があるのは『覇権共産主義国家:中国」が存在するからです。中国がいなければ普通の2国間平和協定で充分な話。
ところがアメリカは執拗に『日米韓3か国首脳会談』を主張します。
アメリカは『北朝鮮の核問題』を理由に挙げますが、それなら中国・ロシアという『6ケ国協議』の参加国すべてで話し合うべきじゃないのでしょうか・・・。
アメリカは、「歴史認識で韓国が日本に対し異常な行動をとり続けている」ことを知りながら、韓国のご機嫌を取り、一方日本には譲歩を求め、執拗に日米韓の3ケ国首脳会談の開催を迫ります?
なぜでしょうか?
ごく普通に考えて、今のような『日韓歴史認識戦争状態』で日本が韓国と『集団安全保障』協議を行う理由が見当たりません。
『北朝鮮の核問題』というなら『6ケ国協議』の枠内で行うべきもの。
つまりアメリカには『別の理由』があるのです。
一昔前のアメリカならもっと狡猾で上手に立ち回ったかもしれない。
今のアメリカはわかりやすい。
ロシアにも中国にも、そして韓国にさえ手玉に取られている。
アメリカは八方美人外交を決め込んだ!
本当はもう他の国のことなどどうでもいい。
いざとなったら自国だけ生き延びる、
その力だけはあると信じている!
外に向かって『超大国の顔』をしながら心のうちは『折れている』
こんなことでは国際社会を混乱させるだけの邪魔者でしかない。
ロシアにはその点を素早く見抜かれた。
次は未熟国家・中国が行動を起こす。
中国の行動は理不尽で破滅的なものになる。
アメリカは問題を前にアジアから逃げ出す!
最初はカッコをつけて、やがて裸足で逃げ出す!
日米韓3国首脳会談・安全保障条約は、
アメリカがアジアの騒乱を日本に押し付けて逃げ出す準備なのだ。
日本政府は『反日国家韓国』と安全保障・集団的自衛で協力はできない。
アメリカとはより深い安全保障条約を結ぶべきだ。
そのうえで、なおかつ日本は、『ロシア・中国』とフリーハンドで対話できる余地を残しておかなければならない。
現オバマ政権の間は日本はアメリカに付和雷同しては亡国の憂き目にあう。
アメリカが自国内で韓国に好き勝手させている間は、韓国と日本を犠牲にするつもりだから、日本はアメリカに譲歩する必要はない!
いずれにしろオバマという愚将を頂いたアメリカは戦略を間違えている。
危険で国家の体をなさない中国と連携を模索している。
経験深いロシアを過小評価し敵に回した。
信頼できる日本を裏切り偏執国家韓国を選択した。
北朝鮮の変化を見極めず対話の機会を逃した。
八方美人外交で醜態をさらし同盟国の信頼を失った。
安倍総理、よくよくお考えいただきたい。従来より継続している経済関係以外、いまの韓国とあらたに協力すべきことは何一つありません。
アメリカが無理強いするなら『ロシア及び中国』との連携を視野に入れて対米外交を組み立てるべきです。【ロシアと深く、中国と浅く】