まるでカジノの様なサービスで要介護高齢者を集めている介護保険の『デイサービス』が禁止されるというニュース。
これには反対なのだが、たぶん反対の理由が他の方々とはちょっと違う。
『デイサービス』日中に高齢者を集めてお世話をするサービス。
独居だろうが家族がいようがお構いなし。
面白くして要介護高齢者さえ来てくれれば事業所は儲かる。
だから『デイサービス』業者はあの手この手で高齢者を誘惑する。
遊戯をしたり歌を歌ったり芝居を見せたり色んな工夫をしている。
リハビリやマッサージを売り物にしているところは無数にある。
しかしこのマッサージやリハビリというのは元々独立した事業所が存在する。
そのようなサービスを介護保険で無料で受けられるのが『売り』なのだ。
本来有料で受けるアメニティーサービスを介護保険で賄っている。
そうすると「なぜカジノだけがダメなのだ?」となってしまう。
デイサービスのカジノなんか本物の金を賭けるわけでもなくただのお遊び。
「射幸心をあおる」「依存性が高まる」なんていうお上の指摘は的外れもいいところ。
結論を言おう。
こんなことで「ダメだ」といわれるとしたら、元々『デイサービス』そのものが介護サービスにおいて『ダメなサービス』。不要不急なものなのだ。
介護サービスで業者が提供するべきは『介護』だ。お遊戯やカラオケや漫談やリハビリやマッサージは要介護者が自分で選択すべきもので、介護サービスではない。
独立自営でやっている業者のサービスを受ければよいだけ。
どうしても高齢者にサービズしたければ、そこを利用する要介護高齢者に補助をすればいいこと。
これを介護サービスと勘違いさせてしまった介護保険制度は根本的に間違っているのです。
介護保険のデイサービス(だけじゃないかも)そのものに『反対』なのです。