日本政府そして国家官僚機構は『日本の国益』とは何かきちんと考えているのだろうか?
時々「いったい何を考えているのだろう?」と不安になる。それも最近は多々ある。
わが国には、明らかに我々を貶め、攻撃し、弱体化させ日本国民を虐げようという意志を持った敵国が存在する。つまり日本の国益を犯そうと意図する国家である。
「このような国にどのように対峙するか」これが国家の防衛戦略である。
国家の防衛こそ最大の国益である。
これに民主主義的手段を持って異を唱えることは自由である。
だが、日本国民又は望んで日本に住まう者は、法で定められた国家の戦略を民主主義的行動以外で妨害する者は、処罰し必要とあれば日本国から追放することは当然である。
問題は政府と官僚が『国益』を口にしながら日本の国益を損なう場合である。
とくに経済の問題を持ち出して、
「経済こそ国益」「仮に敵国を利するとしても日本の国益にもかなう」
こう言って敵国への投資や支援を当然のように主張する輩がいるのには閉口する。このような考えをもつ人たちの多くがやはり敵国の民族の血を受け継ぐものなのかと思ってしまう。
経済は所詮『金』である。豊かであることは望ましいが一時の金に目が眩み国を失っては元も子もあるまい。
また「友好は国益」と空理の理想を持ち出し「仲良くしなければならない」と敵国に譲歩することを美徳のように語る者も実に厄介なものである。武力で他国を蹂躙する敵国を横目に、このような言葉を発する彼らの言葉はむなしい。聞くに堪えぬ愚かさに暗澹とする。
人間の存在を貶めるつもりはないが悪人悪行に染まる人間がいることは認めなければならない。理想主義者こそ目を見開いて現実を見なければならない。
家族・友人が蹂躙されようとする時、武器を持って戦わぬものはその時点で、人間性を喪失した獣以下の存在と言わなければならない。
敵を見誤って国益を損なってはならない。