BY WEBラジオ
橋下大阪市長、少し雲行きがおかしくなりつつあるというか流れが変わりつつあるのではないでしょうか。
先日のMBSの女性記者のやり取りはいろいろ賛否両論(?)があるようですが、根本的に記者の側が「反日・君が代斉唱不要論者」だから問題外。あの手の人達とまともに向き合うとあのような議論になるので、あれは致し方ない。橋下市長を非難するつもりもない、記者を擁護する気はさらにない。
だが、原子力発電の再稼働の問題では、橋下市長の発言は大局感のない思い付き発言から自縄自縛に陥り二転三転しているように見える。
野田総理の再稼働要請に「政治家が安全なんて言うのは変」、「民主党は絶対に認めない」とボルテージを上げたせいで、計画停電容認や夏季限定稼働などを提案しつつ修正に躍起になっている。だが彼の言葉は激越であるがゆえに人も動かすが反発も大きくなる。修正が効かなくなる事態も出てくるだろう。
「原発再稼働」を目指すなら「「安全発言は絶対に必要な ”政治的発言” 」であることくらい判るだろうに。
世論の支持を背景に大胆な発言を繰り返す市長だが、こんなものに噛みつくようでは国政レベルの問題で危うい状況に陥るだろう。
まあそれでも、懸命に修正に務めてはいるところを見るとやはり政治家としては期待もしてしまうのだが、本当の実力は未だよく判らない。
大きな問題で「失言修正」を繰り返すようであればいずれ失速するでしょうね。